【犬飼いTIPS】犬もマッサージが大好き!気持ちのいいツボがある

忙しいとき、疲れたとき、癒されたいときに必要なマッサージ。人間だけかと思いきや、じつは犬にも気持ちがいいと感じるツボがあります。犬にマッサージなんて必要なの? と思う飼い主さんも多いかもしれませんが、さまざまな効果があるのです。今回は、「犬のマッサージ」についてのお話です。

マッサージの効果は?

▶犬の疲労回復
愛犬の日々の動きを観察してもらうとわかりますが、朝起きてから夜寝るまで、飼い主さんよりもこまめに動いていることに気が付くでしょう。飼い主さんが大好きなので、その動きに合わせて動いたり、ときには飼い主さんの指示に従って動いたりします。それ以外にも来客でチャイムが鳴れば、玄関まで行って吠えてみたり、窓の外に何かが見えれば走っていってと、その毎日は忙しいのです。散歩でトボトボ歩きになれば、それは筋肉が疲れているのかもしれません。マッサージをして筋肉をほぐしてあげれば、疲労回復になることでしょう。

▶犬の病気や怪我などを早期に発見できる
全身を丁寧にマッサージすることで、思いがけず病気を発見できることがあります。しこりがある、腫れている、傷があるなど早期に発見できれば、それだけ治療が早くできることになります。また、ノミやダニなどの寄生虫などを早期に発見し、駆除することもできるので、それが原因での病気を防ぐこともできるのです。

▶飼い主と犬の主従関係を確認できる
愛犬が全身を飼い主に触らせるのは、飼い主に対して心を許しているということです。抵抗なくということは飼い主を自分の主人であると認めていることでもあります。もし、抵抗をするようなら、無理はせずにゆっくりと慣れるようにしてあげましょう。マッサージの途中で抵抗したからといって怒ってしまうと、マッサージが嫌なものと認識してしまいます。嫌がったときにはやめて、またあらためて行うようにするとよいでしょう。

▶他人とのコミュニケーションにも役立つ
散歩に出ると「触ってもよいですか?」と知らない人に声をかけられることが多々あることでしょう。そんなときにも体を触られることに慣れていると、驚いたり、怒ったり、怖がったりしなくてすみます。愛犬にとってもストレスが軽減できるし、噛みつくなどの事故を防ぐことにも役立ちます。愛犬への訓練のひとつだと考えて、積極的にマッサージをするとよい効果が得られるでしょう。

気持ちがいいと喜ぶツボは?

人間にも気持ちがいいツボがあるように、犬にもそのツボがあります。そのツボを中心にマッサージをしてあげるようにすると愛犬も喜ぶことでしょう。

▶目の周り
人間も疲れたり、寝不足になったりすると目にクマができたりします。加齢による筋肉の衰えでも瞼に影響がでたりします。人間のようにその状態は確認しづらいのですが、愛犬も同じように目の周りは疲れが出やすい場所です。目の周りを触ってみると、ぐるりと骨に囲まれていることがわかります。この部分をなぞるように軽くマッサージをしてあげるとよいでしょう。

▶耳とその周り
犬は耳を立てる、寝かせる、音のする方向に耳を動かすなど、頻繁に耳を動かしています。ですから、耳の周りの筋肉には疲れが溜まりやすいのです。耳の周りや根元から耳先にかけて、ゆっくりと優しくマッサージしてあげるとよいでしょう。

▶後ろ足
後ろ足は犬の多くの体重を支えていて、歩くのはもちろん、走ったり、ジャンプしたりするときにはかなりの負担がかかります。筋肉も多いので、必然的に疲れが溜まりやすい場所になります。また、後ろ足は犬自身がなかなか届かない場所でもあるので、マッサージをすることで、その届かない箇所をカバーできるので、愛犬にとっても「痒いところに手が届く」というような、嬉しいツボなのです。足先から付け根に向けて、血液やリンパの流れをよくするように、ゆっくりとマッサージしてあげるとよいでしょう。アキレス腱も軽くつまむようにして、優しくマッサージしてあげましょう。

▶首とその周り
基本的に犬は飼い主さんより低い位置にいます。飼い主さんが大好きな犬ほど、アイコンタクトを取ろうとつねに見上げています。ですから、つねに首に力を入れているので、その凝り方は半端なく、疲れているのです。愛犬の首の背中側を手で軽く掴んで、円を描くように、ゆっくりとマッサージしてあげましょう。

▶背中から腰にかけて
首から腰に掛けて、背骨の周辺を優しくなぞるようにマッサージします。お尻のほうは嫌がることもあるので、慣れるまでは腰までにするとよいでしょう。ブラッシングなどの途中でマッサージを取り入れるのも効果的です。血行がよくなるので、より効果が高くなります。

まとめ

マッサージは、愛犬の体にも心にも多くのメリットがあります。飼い主さんとのコミュニケーションを深めるためにも効果的ですので、ぜひ、実践していただきたいと思います。愛犬にもきっと幸せホルモンが分泌され、リラックスした顔が見れることでしょう。