アニコム、犬の熱中症予防「犬の熱中症週間予報」の配信開始

アニコム損害保険は、犬の熱中症の予防啓発のため、「犬の熱中症週間予報」を9月29日(木)までの半年間、アニコムグループの各種SNSアカウント(Instagram、Facebook、Twitter)で配信を開始しました。

「犬の熱中症週間予報」は、ライフビジネスウェザーの鈴木 勝博さん(気象予報士/獣医師)とともに、犬の体高や代謝などを考慮して開発。独自の熱中症指標を用いて作成した犬のための気象予報です。 1週間分の気象情報をもとに、全国主要10都市の熱中症注意レベルを「厳重警戒」「警戒」「注意」「やや注意」の4段階に分けイラストで表示されるので、お散歩やお出かけの際に参考にできます。

熱中症は梅雨明け後の7月がもっとも多く、次いで8月に発生しています。また、4月から5月にかけては、診療件数が3倍に、5月から6月には約2倍に増えています。身体が暑さに慣れていない5月、梅雨で蒸し暑さが増す6月も注意が必要であることがわかります。

犬種別の発生割合は、鼻ペチャが愛らしいフレンチ・ブルドッグ、パグ、ボストン・テリアなどの短頭種に高い傾向が見られます。犬は、はぁはぁと口で呼吸をすることで体温を調節しますが、短頭種は、遺伝的に気道が狭くなっていることも多く、呼吸でうまく熱を逃がすことができにくいため、熱中症のリスクが高い犬種です。

また、バーニーズ・マウンテン・ドッグ、ゴールデン・レトリーバー、秋田犬、ラブラドール・レトリーバーなどの大型犬も身体に熱がこもりやすく注意が必要です。

熱中症のリスクは、高齢になるほど高まります。データでは、特に12歳以上の犬で発生割合が増加する傾向にありました。ただし、犬で一般的にシニアと言われるのは8歳以上。元気そうに見えても、徐々に体力が落ちていることもあります。

8歳を超えたシニア犬と暮らしている場合、昨年までは大丈夫だったからと油断せず、今まで以上に散歩の時間や、室内の温度、湿度管理の徹底など対策を心がけましょう。