スタパ齋藤の猫ラボ Vol.49

猫の排泄物のニオイをシャットアウトするポリ袋

[2016/10/21 6:00 am | スタパ齋藤]

猫との暮らしに役立つアイテムをアレコレ試したり、写真の撮り方を研究したり、日々の猫たちの行動を観察したり……。この連載では、スタパ齋藤が「飼い主目線」で、猫にも飼い主にとってもうれしいこと、猫とのシアワセな暮らしなどを研究していきます。

しばらく以前から、仕事場に猫用トイレを設置しています。理由は、定期検診で猫病院から連れて帰った拙宅猫「うか」が、その後数日間「仕事場に籠城する」ことが多いからです。仕事場には猫トイレがないため、「うか」はトイレに行きたくなるとリビングのほうを見てソワソワしたり「ニャー」と言ったり。リビングのトイレに行きたいけれど、リビングには行きたくない、ということらしいです。

そんな様子がかわいそうなので、仕事場に猫用トイレを設置。「うか」のトイレ問題は解決し、また、「とろ」も仕事場に遊びに来たときにそのトイレを使うようにもなりました。これにて一件落着、と思いました、が……。

リビングの猫用トイレ付近には、密閉性の高い「猫の排泄物用の金属製ゴミ箱」があります。猫がトイレを使った後、そのゴミ箱に排泄物を入れてフタを閉じるので、「猫のトイレ後のニオイ」から来る問題はあまりありませんでした。

しかし仕事場の猫用トイレは、使用頻度が高くないこともあり、そういった「排泄物専用のゴミ箱」は用意してありません。猫が仕事場のトイレを使ったら、スコップでポリ袋に排泄物を入れて口を縛り、ふつうのゴミ箱に捨てていました。

でも、この方法だと「かなり臭う」のです。ポリ袋はキッチン用のものを使っていましたが、調べてみるとこういった一般向けポリ袋は「ニオイが透過しやすい」のだそうです。ポリ袋などプラスチックは鎖状の分子の集まりで、その「分子の鎖と鎖の間」には「自由体積」という隙間があるそうです。ポリ袋(素材は高密度ポリエチレン)は、この自由体積が大きく、袋内部のニオイなど気体が外に漏れる傾向が比較的に強いそうです。

なるほど~自由体積なのか……と納得してはいられません。仕事場が猫の排泄物でくさ~い! 排泄物を入れたポリ袋を、さらにポリ袋に入れてもくっさ~い! さらにポリ袋に入れて、さらに入れても、まだ、くさ~い! さすが猫科!? とにかく、明らかにニオイが漏れています。

そこで使い始めたのが、BOS(ボス)の「うんちが臭わない袋」です。「くさいなあ」と思いつつAmazonで「猫 うんち 臭い」をキーワードとして検索したら即見つかり、評判がよかったので購入。結果、とても効果的でした。

この袋に猫の排泄物を入れて「ニオイが漏れる」という経験は一切ナシです♪ それ以来ずっと愛用中。ふつうのポリ袋と比べると割高ですが、「愛猫の排泄物をポリ袋に入れて処理しているけど、いつも何だか臭って困る」という方は、ぜひお試しあれ。

拙宅猫「とろ」がトイレ使用中の様子。巨猫なので出すものも大きかったりします
拙宅リビングに現在設置している猫用トイレ。手前に見えるのは密閉性の高いステンレス製のゴミ箱で、ここに猫の排泄物を入れています
こちらもリビングにある猫用トイレ。出入り口が上にあって猫砂が飛び出しにくい「クレバーキャット」という製品です。「とろ」のお気に入りですが、「うか」はナゼか使いません
フタがない猫トイレなので、ドアなどのフタ部分がある猫トイレよりは(使用直後に)ニオイが漂いがちです
これがBOS(ボス)の「うんちが臭わない袋」
こんなふうに、1枚ずつ引き出して使えます
猫の排泄物を入れたら……
口をねじって……
キュッと縛るだけ。これだけで、まずニオイが漏れません♪
3サイズあり、色や枚数違いで何種類かあります。主要な種類はAmazonで売られていますので、入手性もよいと思います
[スタパ齋藤]