9月1日は「防災の日」。わが子を守れるよう“ペット防災”の見直しを
アニコム損害保険は、関東大震災から100年の節目となる今年の「防災の日」を迎えるにあたって、ペットと暮らす人があらためて防災について考えるきっかけとなることを目指し、オリジナルの「防災手帳」をリニューアルしました。
「アニコム オリジナル防災手帳」は、災害時に同行避難・同伴避難が叶わない場合や、万が一はぐれてしまった時に備えて、ペットのプロフィールや健康状態を記せるようにした手帳です。
リニューアル版では、ペットの情報を書き込むためのノート型の部分と、飼い主向けのお役立ち情報や防災用品リストを記載した部分の2つに分かれています。ペットの種類によって、万が一の際に預け先となる第三者に伝えるべきポイントや、準備すべき防災用品は異なることから、より各種に応じた内容を盛り込むことで、実用的な防災手帳へのリニューアルを目指しています。
また、マイクロチップ装着に関してのアンケート結果を発表しています。ペットの災害対策のひとつとして、マイクロチップの装着があります。地震などの災害発生時、万が一ペットと離れ離れになったとしても、マイクロチップを装着していれば、再会できる可能性がぐっと高まります。
ペットの種類別にマイクロチップの装着率を見ると、犬が73%と高く、猫は56%でした。一方で、犬・猫以外のペットの装着率は7%と、犬・猫に比べて非常に低いことがわかりました。これは2022年6月に施行された改正動物愛護法から、ブリーダーやペットショップ等で販売される犬・猫に対してマイクロチップの装着が義務化された一方で、そのほかのペットは義務化の対象となっていないことも、要因のひとつとして考えられます。
「マイクロチップを装着する利点」を聞いたところ、「迷子対策になる」と答えた人が94%、「災害時に身元確認ができる」が88%となり、迷子や災害対策にマイクロチップが有効であることが、広く認識されているのがわかりました。
実際に装着している人の意見として、「今のところ使ってはないが万が一のときに安心感がある」「気持ち的に迷子や災害時の不安が少しだけ解消される」のように装着が安心材料になるといった声のほか、「以前飼っていたわが子(ハスキー)が迷子になったとき、警察が速やかに連絡してくれた」と実際にマイクロチップが役立った経験を持つ人も。
一方で、マイクロチップを「装着していない」と答えた人に、未装着の理由について聞いたところ、「体内に異物を入れることに抵抗がある」が37%でもっとも多く、「健康への影響が心配だから」が29%で続きました。
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