快適空間でストレスフリー! 大型猫種も大満足の「キャットステップ&キャットウォーク」

わが家は世界最大の猫種であるメインクーンのキャッテリーです。もちろん多頭飼育なので、猫たちが満足する空間をと考えるとキャットステップの数も相当数必要となります。そのうえ、メインクーンは大型で重量級。しっかりと取り付けられて、またその重さに耐えられる丈夫さが求められます。

市販されているものは、一般的な大きさの猫に合わせたキャットステップがほとんどで、なかなか希望に合うものが見つかりませんでした。また、キャッテリーの移転にともない猫の部屋をDIYしたので、部屋の雰囲気に合うものを探していました。

Cattery Amangroupのキャットルーム

ひょんなことから最高のキャットステップに出会う

ある日、わが家の猫のオーナーAさんから、「私が勤務する会社のキャットステップや格子扉を設置してみませんか?」とご提案をいただきました。リフォーム店が考えたオーダーできるねこ用通販「NEKOWORKS」の商品です。

名古屋を中心に戸建てやマンションのリフォームを行っているエイトワークスの扱う商品で、すべて日本の職人さんが製作しています。建築士・木工職人・動物看護士がコラボして完成したという商品は、画像で見ただけでも驚くほど精巧であることが伺えます。そして、何より美しいと思いました。探していた木製の商品だったこともあり、二つ返事でお願いすることにしました。

まずは壁の下地の確認から

キャットステップを設置するのは、1Fと2Fの猫の部屋です。まずは、設置する壁の下地探しをします。壁の内側のどこに柱が通っているのかを把握する必要があります。キャッテリーのリフォームでも活躍した市販の下地探し(壁面に針を刺して位置を特定するタイプ)が便利です。

壁一面にスギの無垢板を張った
2Fのキャットルームは漆喰壁

まず1Fの猫部屋から始めました。しかし、1Fの部屋の壁は天然木化粧合板なので、下地を探すのがなかなか難しく、メーカーさんと相談した結果、キャットステップを設置する壁の全面にスギの無垢板を貼ることにしました。これで、どこでも好きなところにキャットステップを設置することができます。

2Fの壁はDIYで漆喰を塗っていたので、その上から下地探しをしました。こちらは簡単に下地の位置を確認することができました。

壁のサイズを測り、設置イメージを伝える

続いてキャットステップを設置する壁の縦横の長さを測ります。1Fは腰高窓のある面に設置するので、窓の位置やサイズも計測します。窓の上部には、窓の左右と同じサイズのキャットウォーク(特注)を設置したい旨だけお伝えし、キャットステップの台数や位置のデザインは建築士さんにお任せしました。

建築士による設置プラン

階段の下には猫脱走防止格子扉を設置してもらうことにしました。なぜ格子扉を階段の下に設置するのかというと、わが家の猫はとても器用で、2Fの部屋のドアを開けてしまうことがあるからです。階段は玄関に近いので、万が一のときのためにお願いしました。数日後、設置プランが図面で送られてきました。素人の筆者が見てもわかりやすい図面です。特に変更点はなかったので商品の制作をお願いしました。

いよいよキャットステップの設置

1Fの猫部屋用に送られてきたキャットステップは、アッシュシリーズの「SIMPLEステップ」が2台、猫の肉球が眺められるようにアクリル板を使用した「NikuQステップ」が2台、段差のある「DANSAステップ」が1台、弓なりの形をしたバウムシリーズの「YUMINARIステップ」が1台、波の形をした「NAMINAMIステップ」が1台、そして特注でお願いしたキャットウォークです。どれもしっかりしていて、画像で見たとおり精巧な造りです。

SIMPLEステップ
NikuQステップ
DANSAステップ
さっそくみなんなで乗り比べ
YUMINARIステップとNAMINAMIステップ
くつろぐのにもちょうどよいカーブ
特注のキャットウォーク
何頭乗っても大丈夫!

まずは、1Fの取り付けを開始しました。すべてのパーツに番号が付けられていて、組み立て説明書も写真画像やイラストでわかりやすく説明されているので、迷うことはありませんでした。

わかりやすい組み立て説明書

すべてビスでの固定になるので、電動工具があると便利です。1台の組み立て・取り付け時間は10~15分程度でした。ひとりで設置することも可能ですが、ふたりだともっと短時間で簡単に設置できます。私はひとりだったので、水平に取り付けるために片手と片足でステップを押さえて、もう片方の手でビスを打つなど手足を駆使しました(笑)。

それぞれがお気に入りの場所を見つける
2Fのキャットルームも設置完了

2Fの部屋用は、バウムシリーズの「SIMPLEステップ」が4台、「NikuQステップ」が1台です。1Fの設置で慣れたので作業自体は手慣れてきましたが、漆喰の壁の下にある柱の中心にビスを打たなければならず、慎重な作業を余儀なくされました。とはいえ、1台の組み立て・取り付け時間は15~20分程度でした。

格子扉の取り付けにヘルプ登場

最後に階段下の格子扉の取り付けです。格子扉は本当にしっかりしていて、「さすが職人さん」と唸るほどの造りです。それだけに重量があります。これがもっとも大変かなと思ったので一番最後に残しておきました。しかも説明書には「必ず2人以上で取り付けてください」と明記されています。

写真と文章で細かく説明されているのでわかりやすい

取り付け日には近くの友人に補助を頼みました。格子扉自体の仕様は、天井突っ張り式です。寝かせた状態で説明書のとおりに組み立てて、それを天井と床の間にはめ込みます。この仕様であれば、賃貸の物件でも内装に傷をつけずに取り付けられるので、賃貸住宅の方にはオススメです。

わが家は古い建物なので、階段の左右の柱に何本かビスを打ち込んで補強をしました。格子扉の組み立て・取り付け時間は30~40分でした。もっと時間がかかるかと思いましたが、扉の説明書もとてもわかりやすく、短時間で完成しました。

格子扉も設置完了
細部まで職人の技術が光る

大満足の仕上がり

それぞれの仕上がり具合をご覧いただければわかると思いますが、キャットステップも格子扉も木製の温かみがあり、また、職人技がつくり出す精巧な仕上がりには美しさがあります。わが家の雰囲気にとっても合っていて、想像以上の空間になりました。

猫も飼い主も大満足のキャットステップ

毎日の掃除やお手入れは簡単です。キャットステップに付いた猫の毛などは、掃除機で簡単に吸い取れます。我が家では、大豆が主原料の天然除菌消臭クリーナー「FEEL SOY」で拭きあげています。そうすることで、帯電防止効果もあるので、抜け毛やホコリが付着しにくくなります。

猫たちは毎日、このキャットステップに登って満足気に見下ろしています。大型猫種のメインクーンが乗ってもびくともしない安心感があります。猫たちの楽しそうな姿を見ながら、「NEKOWORKS」のキャットステップにして本当によかったと日々感じています。

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