甘え方も猫それぞれ 【男の子編】

私は今年でメインクーンのブリーダー歴が21年になります。今までたくさんの愛猫たちと暮らしてきましたし、いまも多頭飼育です。毎日、仕事の合間をぬって、できる限り愛猫たちとスキンシップを取るようにしていますが、距離感や甘え方もそれぞれ違います。

なかでも抜群の甘えっぷりを見せるのが、昨年ショーで全国を一緒に巡っていた2歳のブルータビー&ホワイトの男の子・カルーソです。私が猫たちの部屋に行くたびに、膝の上に乗り、肩に手をまわして、抱きついてきます。頭を私に摺り寄せ、いつまでも離れません。私が力を入れてぎゅっと抱きしめても、嫌がることはありません。満足するとよだれを垂らすので、それまで甘え放題にさせています(笑)。

その周りをすりすりしながら近づいてくるのが、生後7カ月のシルバータビー男の子・ヤンユンです。カルーソを横目に見ながら、ゴロンと横たわり、お腹を撫でてくれと催促します。彼はカルーソに遠慮をしているのか、膝の上に乗ったりすることはありません。でも、抱っこをされると私の頬に手を添えて、顔を近づけてきます。本当はもっと甘えたいのかもしれません。

そして、私を見ると遠慮なく頭突きをしてくるのが2歳のホワイトソリッドの男の子・ザジーです。特にトイレ掃除をしているときにやってきます。膝に乗るのはあまり好きではありませんが、頭を撫ぜられるのが好きで、撫でれば撫でるほど、テンションが上がり、頭突きが強くなります。ザジーは普段から動きが雑(?)な子なので、甘え方も超雑です!

そして、控えめに甘える1歳半の男の子・アマノイです。名前を呼ばれると飛んできてすぐにゴロンと横になります。身体を撫でてもらうのが大好きです。とても穏やかな性格の子で、甘え方も「よければ撫でてもらえますか?」という感じで控え目です。とても上品な子です。

メインクーンは猫種のなかでも穏やかで知られていますが、同じメインクーンでもそれぞれ性格は違います。それは甘え方にも出てきます。多頭飼育なので、みなに平等にと考えて接していますが、甘え方が違うので、満足してくれているのかどうかは微妙です。

私はみんなに甘えてもらって毎日が幸せです(笑)。