iPhone 7 Plusのポートレートモードで猫を撮るとイイ雰囲気に♪

猫との暮らしに役立つアイテムをアレコレ試したり、写真の撮り方を研究したり、日々の猫たちの行動を観察したり……。この連載では、スタパ齋藤が「飼い主目線」で、猫にも飼い主にとってもうれしいこと、猫とのシアワセな暮らしなどを研究していきます。

スマートフォンをアップルの「iPhone 7 Plus」に機種変更してから、スマホで写真を撮ることが急激に増えました。iPhoneは以前から画質が良かったんですが、iPhone 7 Plusには「ポートレート」モードというちょっと特殊な撮影モードがあって、コレがかな~りイイ感じ♪

どういうモードかと言うと、写真を撮ると被写体の背景がキレイにボケるんです。たとえば人物を撮れば、背景がフワッとぼやけた感じになり、人物の存在感が強調されつつ背景のゴチャゴチャが整理されるというイメージ。

で、このモードで猫を撮ると、背景の不要な要素がボカされて、猫要素のみが際立って、イイ雰囲気の写真になります。以下にこの「ポートレート」モードで撮った猫写真を掲載してみますので、見てみてください。なお、この撮影モード、現在のところ「iPhone 7 Plusのみ」で使えるモードです。

iPhone 7 Plusの標準写真アプリで使える「ポートレート」モード。被写体との距離を調節すると(つまりスマホを前後させると)、画面下に「被写界深度エフェクト」という表示が現れ、背景が美しくボケる効果が出ます

「ポートレート」モードで撮ると、「背景がボケていないふつうの写真」と「背景がボケた写真」の2枚が、それぞれ個別に保存されます。左側にふつうの写真、右側にボケ効果入りの写真を並べています(以下同様)。背景がぼやけると、手前の主題がクッキリ浮かび上がって見えますネ

背景のゴチャゴチャがうまくボケました。これなら部屋が多少散らかっていても、キレイな猫写真が撮れる? ただし、場合によっては猫のヒゲや体毛も少しボケてしまいます

背景がうまくボケましたが、猫の首の左側の毛も少しぼやけてしまいました。また、手前のテーブル下側もやや不自然にボケてしまいました。デジタル処理なので、こういう失敗も少々起きがちです

背景がボケると主題が際立つほか、写り込む小物から感じられる生活感なども薄らいでイイ感じになりますネ♪

この写真の場合、猫の体毛もボケていますが、ボケていないほうが「毛の質感」があっていいのかもしれません。まあでも、ボケ有りとボケ無しの2枚の写真が保存されますから、後で好きなほうを選べばいいだけではあります

ちなみに背景はカーテンです。上側に赤いバッグが吊してあり、その反射が白っぽいカーテンを赤っぽく照らしています。また、太陽も若干傾いて夕日になっている状況です

本来、こういったボケは、フルサイズなど大きな撮像素子を搭載したカメラを使い、レンズのF値を小さくして撮ることで得られます。でもそういうカメラやレンズは高価。デジタル処理で手軽にこういったボケ効果が得られ、ありがたいです

背景がボケることで猫の顔が際立ちました。スマホでこういう雰囲気の写真が撮れるなんて、いい時代ですね~♪