100年前から変わらぬ山のホテル庭園を愛犬と楽しむ「つつじ・しゃくなげフェア2024」
箱根・芦ノ湖畔に建つ小田急 山のホテルは、壮大な富士山や芦ノ湖をバックにした広大な庭園にて「つつじ・しゃくなげフェア2024」を4月下旬から開催しています。
庭園では「後世に残すべき植物遺産」と認定を受けた30の古品種を含む84種類・約3,000株のツツジと、42種類・約300株のシャクナゲが開花を迎える庭園を楽しめます。庭園のツツジは2022年に「日本植物園協会ナショナルコレクション第10号」に、シャクナゲは昨年3月に「日本植物園協会ナショナルコレクション第15号」に認定されました。
「ナショナルコレクション認定制度」とは、公益社団法人日本植物園協会が2017年に創設した制度で、野生種、栽培種に関わらず、日本で栽培されている文化財、遺伝資源として貴重な植物を守り後世に伝えていくことを目的とした植物コレクションの認定・保全の制度です。
同ホテルは、三菱財閥4代目総帥である岩﨑小彌太男爵が、1911年(明治44年)に別邸を建てた由緒ある地にあります。男爵が別邸に造ったツツジ庭園とシャクナゲ園は、1948年(昭和23年)にホテルがオープンしたあとも、現在まで受け継がれています。
庭園には、ほかではほとんど栽培されていない江戸時代を代表するツツジである江戸キリシマや、絶滅危惧種に選定されている日本原産のシャクナゲなどが100年以上経った今も現存しており、非常に貴重な品種を見ることができます。玉仕立てと呼ばれる、丸く刈り込まれたツツジの姿は100年以上前と変わらぬ情景となっています。
ホテルの目の前、芦ノ湖畔にたたずむホテル直営のデザートレストラン「サロン・ド・テ ロザージュ」では、ツツジの開花に合わせて期間限定デザート「フルリール」が登場します。フランス語で「花が咲く」という意味の「フルリール」は、その名のとおり庭園に咲き誇るツツジの花をイメージして仕上げられた、季節の苺と紅茶の風味が調和した華やかなデザートです。
ツツジの香りを思わせるオリジナルブレンドティーを使用したムースに、マカロンや苺のアイスクリームが添えられ、春らしい一皿として豊かな食感と華やかな香りを楽しめます。別添えの苺のソースを、ドーム状のメレンゲに流し入れて楽しめます。
庭園にはペットカートに乗せれば愛犬と一緒に入場できます(リード不可)。また、本館ラウンジおよびサロン・ド・テ ロザージュのテラスでは愛犬同伴で飲食ができます。
「つつじ・しゃくなげフェア2024」
【期間】4月下旬~5月中旬 ※開花状況によって変更となる場合あり
【時間】9:00~16:30
【入場料】1,000円 ※小学生以下無料
【URL】https://www.hakone-hoteldeyama.jp/tsutsuji_shakunage/