アイペット、恒例の「ペットの名前ランキング2023」~干支にちなんだ名前や絆を感じる名前も

アイペット損害保険は、2022年4月1日~2023年3月31日の間に、アイペットのペット保険に新規で加入したペットを対象にした「ペットの名前ランキング2023」を発表しました。

総合ランキングでは、犬の名前は、「むぎ」が3連覇を達成しました。また、2位から4位までは3年連続同順位となっており、上位陣は不動の人気を維持しています。猫の名前では、調査開始以来、初めて「きなこ」が首位を獲得しました。犬の名前でも、「きなこ」は2ランクアップしており、人気が上昇していることがうかがえます。また、昨年圏外だった「モカ」が6位にランクインしたほか、10位には初登場となる「うに」がランクインしました。一方で昨年5位の「マロン」が初めてランク外となり、2文字の名前が90%を占めました。

犬の性別ランキングでは、男の子の「レオ」と女の子の「ココ」が共に8連覇となり、長きにわたり人気を保っています。男の子のランキングでは、順位の変動はあるものの、トップ10の顔ぶれに変化はありませんでした。一方、女の子のランキングでは、9位の「ベル」と10位の「ルル」が初めてランクインしました。男の子も女の子も、短く呼びやすい名前が人気で、身近な飲食物を連想する、親しみやすい名前が約半数を占めています。

猫の性別ランキングでは、男の子の「レオ」が8連覇となりました。女の子は、昨年2位の「ルナ」が、昨年まで4年連続1位を維持していた「きなこ」を抑え、初めて1位に輝きました。また、男の子のランキングでは「レオン」がランク外となり、代わって「うに」が初のランクインとなりました。女の子のランキングでは、昨年初のランクインとなった「メル」がランク外となり、新たに「ルル」がランクインしました。

犬種別のランキングでは、トイ・プードルのランキングで「むぎ」が初のランクインとなりました。「むぎ」は総合ランキングでも人気の高い名前ですが、洋風なイメージのトイ・プードルの名前としても人気が高まっているようです。チワワのランキングでは、6年ぶりに「ココ」が1位となりました。柴犬のランキングでは、昨年ランク外となった「まめ」「はな」が返り咲き、人気上位には和風の名前が並びました。ミニチュア・ダックスフンドでも、昨年ランク外となった「ココ」が3位に浮上しており、チワワ同様「ココ」の人気が高まっています。「ココ」は犬種の別を問わず人気の名前となってきているようです。

猫種別ランキングでは、昨年のランキングで半数以上がひらがなの柔らかい印象の名前であったのが一転し、ランクインした21の名前のうち60%以上となる13の名前が、カタカナの名前で占めました。初めてランクインしたのは、スコティッシュ・フォールドの4位「モカ」、アメリカン・ショートヘアの2位「あめ」、3位の「モカ」「ベル」、4位の「ルル」「ソラ」など多岐にわたっており、特にアメリカン・ショートヘアでは1位の「レオ」を除き、ほとんどが初のランクインとなる激しい変動を見せました。

2023年の干支である「兎」の文字を使用した名前や、人とペットのつながりや絆を感じられる「絆」「結」「縁」を使用した名前を調査しました。また、「キラキラネーム」といわれるようなユニークな名前も見受けられました。

コロナ禍を経て、私たちの生活スタイルが変化していくなかで、街で外国からの観光客を見かける機会も少しずつ増えてきました。こうした中、名前ランキングについても、順位を上げた名前や新たにランクインした名前には、カタカナを使用した洋風な名前が増えているようです。