12歳の少女が犬や猫の殺処分について綴った作文『78円の命』
2012年に当時小学6年生だった谷山千華さん(愛知県・豊橋市)が動物の殺処分について綴った作文が『78円の命』。猫の殺処分についての現実を、小学生の素直な感性で描いたこの作文は、豊橋市の話し方大会で最優秀作品に選ばれ、その後、同市の道徳の授業で扱われています。また、2020年からは愛知県内全域の道徳の授業で使う副教材に掲載される予定となっています。
作文中に登場する“78円”という金額は、犬や猫の殺処分にかかる費用です。小学校6年生の目線で綴られた「78円の命」は、動物の命の大切さをあらためて考えるきっかけになる内容で、この作文に共感した東京の若手クリエイターたちが、作文を絵本化するプロジェクトをスタートしました。
「78円の命」を原作に絵本にすることで、子どもから大人まで多くの人に殺処分について学んでもらい、動物の命について考えるきっかけを広げていくのが目的です。クラウドファンディングで支援を募集し、絵本が完成した際には、78円で販売することを目指しています。
年々減少傾向にある殺処分ですが、それはすべて人間側の都合です。さまざまな課題や問題が議論されていますが、まずは無責任な飼い主を減らしていくことではないでしょうか。
プロジェクトの詳細はこちらでご確認ください。
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