猫の生涯の飼育費用は、犬に比べて約60万円も低かった!
ペットフード協会は、2015年度の猫と犬の飼育実態調査の結果を公表しました。飼育頭数や平均寿命の調査結果などは、こちらの記事でお伝えしましたが、今回は猫に関する調査結果をいくつかご紹介します。
飼育している猫の種類は雑種がダントツの1位
この10年間、1000万頭をベースにほぼ横ばいの猫の飼育頭数。飼育している猫の種類に関しても、大きな変化は見られません。拾ってきたり、もらってきたり、という入手経路が昔から変わらないのが大きな理由です。ちなみに雑種は78.8%という高い数字で、その次はアメリカンショートヘア―の3.4%という結果です。
猫を飼えない理由は「ペット不可の集合住宅」
猫の飼育の阻害要因に関する調査では、「集合住宅に住んでいて、禁止されているから」という理由が31.8%でトップになっています。ほかには「十分に世話ができないから」「お金がかかるから」「別れがつらいから」「死ぬとかわいそうだから」と続いています。犬とほぼ同じですが、爪をとぐ猫はきちんと対策をしていないと、クロスや柱の修繕がかかる分、犬と比べても、より住宅の問題が大きいことが推測できます。
猫の生涯必要経費は約67万円
みなさんは愛猫のキャットフード代や医療費などなど、毎月いくらお金がかかっているかきちんと把握していますか? 猫の平均寿命は15.43歳とご紹介しましたが、その生涯必要経費も算出されています。平均で67万333円だそうです。犬の平均が122万4954円ですから、かなりの差があります。犬と比べて予防接種も少ないですし、食費がかからない、散歩グッズや洋服の費用がかからない、などの理由がありますが、こうした飼育費用の負担が少ないのも猫の人気につながっています。
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