冬の犬の足は危険がいっぱい! 雪国では約4割の犬が足のトラブルを経験
ディライトクリエイションは、北海道の犬の飼育者400名を対象にアンケート調査を実施し、雪国における足のトラブル・リスクに関する調査結果をまとめ、docdog専属獣医師による危険度チェック項目と冬の趾間炎対策法を発表しました。
北海道の飼育者アンケートによると、冬場の散歩道は8割超が雪道で、半数以上が「融雪剤がまかれた道」や「雪の中に木の枝や尖った雪」を見たことがあると回答し、冬の趾間炎のリスクが高い状況であることがわかりました。
また、散歩中に気をつけている項目では「体温調節」(50.5%)がトップで、愛犬に服を着させる飼い主が68.8%となり、寒さ対策、雪玉防止のため、「服」は必需アイテムのようです。それ以外でも、「氷片」(41.3%)「道路の融雪剤」(35.6%)と、足のトラブルに関する物理的・化学的要因が高い数字になりました。
docdog専属獣医師が制作した「冬の趾間炎なりやすいコチェック」にそった質問をしたところ、8割近い飼い主が何らかの危険項目を愛犬に感じていることがわかりました。実際に、愛犬の足や肉球に関するトラブルにかかったことのある飼い主は約4割にのぼり、1位「乾燥」、2位「皮むけやひび割れ」、3位「切り傷やすり傷などのケガ」、4位「しもやけ」、5位「あかぎれ」と、冬の趾間炎やその予備軍が多く見られました。
犬の靴・靴下の認知度は92.8%と高いながらも、着用経験については28.6%、現在「着用させている」飼い主は10.8%という低い結果にとどまりました。docdogでは、靴を履くことで、物理的な要因(尖った氷片や、雪に埋もれた鋭利な物体)による怪我や融雪剤などによる化学物質に対する防御にもなり、手足が冷えるのを防ぐこともできるだけでなく肉球の乾燥対策にもなるとのことで、犬の靴・靴下を推奨しています。
今年は全国的に寒さが厳しく、関東でも大雪が降りました。普段、雪が降らない地域の犬たちは雪国の犬たちと比較して、身体が順応していなかったり、飼い主がリスクを認識していなかったりするため、降雪時に四肢のトラブルが起こりやすくなります。また、雪が降らなくても、寒さや乾燥は冬の趾間炎のリスクになりますので、靴や靴下の活用を考えてみるといいかもしれません。
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