「最近ソファに乗らなくなった?」と思ったら愛犬の要介護度を確認してみましょう

介護にかかる「労働力」「時間」「お金」のことを考える前に、まず目安として、現在のワンちゃんの要介護度を把握しておきましょう。

要介護度とは、現在のワンちゃんの体の機能がどのくらいで、どの程度の介護を必要とするかを示す目安です。

通常、時間が経つにつれて、体の状態は悪くなるため、要介護度も次第に重くなっていきます。

年をとってお散歩を嫌がるようになった

ワンちゃんが年をとって白内障になると、目が白くにごって、周りがみえづらくなってきます。

そうなると、暗くなってから外に出ると、ワンちゃんはほとんど周りがみえない状態ですから、お散歩をしていても楽しくありません。それどころか、周りがみえなくて恐怖すら感じているかもしれません。

ですから、ワンちゃんの目が悪くなって来たら、なるべく明るい時間帯にお散歩に行ってあげてください。

同じように、目が悪くなってくると、たとえ住み慣れたお部屋でも、暗くなると周りがみえづらく、ワンちゃんは不安を感じています。

帰るのが遅くなりそうなときには、少しもったいないですけれど、電気をつけたままで出かけるようにしてあげてください。

この記事は、山と渓谷社より発売中の単行本『犬の介護に役立つ本』の一部を特別に公開しているものです。

『犬の介護に役立つ本』
本田 英隆[監修]、高垣 育/上田 泰正[著]、山と渓谷社 刊 価格 1296円+税

介護を始めるための準備や、「薬を飲まない」「認知症による徘徊」など介護の「困った」に答えるQ&A、もっとも大変な排泄・服薬・食事の介助のコツなど、介護者である飼い主さんの気持ちに寄り添う本。

 
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