猫にとって「ビミョーな商品」と「イケてる商品」の差は? 鳴かず飛ばずだった猫グッズ

筆者は猫ウェブサイトや猫紙雑誌などで猫グッズの記事を多々書いてきたこともあり、猫関連商品についてはけっこー詳しいです。そんな経験から思うのは、猫商品における「ビミョーな商品」と「イケてる商品」の差です。

もちろん、その商品と猫の相性はあると思います。「うちの猫はこれが大好き」「わが家の猫には合わない商品だった」といった違いはありますよね。

アリガチなのは、なんかこう、人間側のアイデアが豊富に盛り込まれてはいるものの、猫には刺さらなかった的な商品。逆に、真っ向勝負でつくったから、猫にもしっかり受け入れられる商品。前者はわりと消えゆく感じの商品で、後者は定番として残り続ける商品です。

今回は前者のような商品を見てみましょう。2品ありますが、どちらも多目的な感じのアイデア商品。猫が遊べる人形的なものでありつつ、猫の枕としても使えて、なかにマタタビも入って猫ちゃん楽しい♪ みたいな猫グッズです。

なかにマタタビが入りつつ、猫の格闘相手として適切なサイズ・質感であり、寝床では猫枕としても使えるという商品。置くと、すぐに猫が寄ってきます
入れたマタタビには一瞬反応しましたが、その後はスルー
あらま。全然使わない~。「これイイんじゃない?」と思って買ってきたけど、当の猫は無関心……猫グッズにありがちなことかもしれません
こちらはマタタビを入れることができる猫枕。猫枕としても、猫の遊び道具としても使えるというグッズです。置くとすぐに猫が来ます
しきりにニオイを嗅ぎます
マタタビに反応しています。ちょっとテンション上がってる?
でも、しばらくすると猫のテンションは下がり、そのうちグッズを後にして寝床へ行ってしまうのでした

猫グッズの開発って大変なんでしょうね。「こんなに美点を盛り込んだんだから猫が喜ぶハズ」と思って世に送り出したものの、鳴かず飛ばずだった。そんな製品は決して少なくないと思いますが、まあそこは猫。秋の空より急変する猫の気分ですから、食いつきが悪い猫グッズでも保管しておけば、そのうち猫が使うようになるかも!?

さておき、次回はほとんどの猫が好む「テッパン猫グッズ」について見ていきます。どんな猫グッズでしょう?