【猫飼いTIPS】「これはやめて!!」と愛猫が飼い主に言いたいこと

飼い主が知らず知らずのうちにしている行動や状態が、じつは愛猫にとって「嫌だ」「迷惑だ」「何とかして」と感じていることがあります。飼い主のあなたに思い当たることはありませんか?

水に濡れるのが嫌いだからシャンプーは好きじゃない

猫は体が水に濡れることや、足の裏が濡れることを嫌います。だから当然シャンプーは苦手です。成猫になってから初めてシャンプーをするとなると、大抵の猫はお風呂場に入ったとたんに大声で鳴き始めて、お湯をかけたとたんに、びっくりして飛び上がり、飼い主もずぶ濡れなんてことになります。シャンプーに慣らすためには子猫のころから定期的にしておくとよいです。そうすると、徐々に慣れて、「次はココ」と足を広げて洗う場所を指示する猫もいますから。

もちろん、例外もあります。大型の猫種であるメインクーンは水が大好きです。普段から水飲みの中に手を入れて、掻きまわして、何度も手ですくって水を飲むという行動をするメインクーンが多く、自分もまわりもビチャビチャということがよくあります。また、湯船に少し水を残しておくとその中に入って水遊びをすることもあるくらいです。メインクーンは比較的シャンプーを嫌がらないことが多いようです。

目と目を合わせ続けるのはやめて

猫の世界では、目と目を合わせ続けることは「攻撃するぞ」の合図です。飼い主に喧嘩を売られていると勘違いしてしまいます。「大好きな飼い主と喧嘩になるなんてイヤ」と愛猫は思っているはず。目が合ったときには飼い主からそらしてあげましょう。

大きな音や声を出したり、急に動いたりするのはやめて

猫は大きな音や声が苦手です。また、急に動くなどの行動も苦手です。掃除機の音は多くの猫が嫌いで、掃除を始めるとダッシュで箪笥の上に逃げたり、隅に隠れたりします。飼い主が掃除機を持った瞬間に逃げることもあります。ドアが閉まる音や大きな足音、聞きなれないサイレンや雷も苦手です。また、急に立ち上がったり、いきなり猫を触ったりすると飛び上がるほど驚くこともあります。飼い主は愛猫の苦手な音や動作を見極めて、軽減してあげましょう。

毛色がホワイトの場合、生まれつき耳が聞こえない(聞こえにくい)猫がいます。音が聞こえないので、大きな音や声、掃除機には反応せず、熟睡している姿をよく見かけます。ただ、耳が聞こえないぶん、急な動作や急に触られることには敏感ですから、気を付けてあげましょう。

子どもはちょっと苦手

猫は子どもが苦手です。触るときにも力の加減がわからないので、猫の苦手なところを掴んだり、引っ張ったりしてしまいます。急に動いたり、大きい音を出したり、苦手なことがオンパレード。そうなると大抵の猫が逃げ回ります。まれに子どもになされるがままの猫もいますが、「子どもたち、早く寝てくれないかなぁ」と思っているかもしれません。子どもにも猫の性質を教えることは大切ですが、まだ小さいときには、大人がいるときに、手本をみせてあげるとよいでしょう。

タバコや香水のニオイは苦手

猫は人間よりも嗅覚が優れているので、強い香りを発するものが苦手です。タバコや香水のほかにも柑橘系、香辛料、アロマオイルやエッセンシャルオイル、ハッカや湿布、防虫剤、コーヒーなどが苦手。この中には猫の健康を害するものもあります。愛猫に傍にいてもらいたい飼い主は、強いニオイは避けてあげるのが賢明です。

・ブラッシングは痛くしない

長毛種の場合は静電気などで毛が絡みやすく、ブラッシングをしていると痛がる猫がいます。毛が絡んでいる場合は解してから行うか、根元を手で掴んでいたくないようにブラッシングします。それでも嫌がるようなら、時間を空けるようにしましょう。「ブラッシングは痛くてイヤ」と認識してしまうとブラシを取り出すだけで、逃げるようになってしまいます。苦手にならないように、遊びながらするとよいでしょう。

爪切りは苦手

猫は足を触られるのが嫌いなので、爪切りも苦手です。慣れていないと、嫌がって暴れる猫もいます。無理に切ろうとすると、ますます嫌いになってしまいます。まずは足を触られることに慣らしてあげましょう。嫌がる場合は無理して全部切ろうとせず、たとえば1日1本ぐらいという気持ちで気長に切るとよいです。リラックスしているときなどが切るタイミングです。できれば、子猫のうちから慣らしておくことがよいでしょう。

ほっといて欲しいときもある

猫は触り過ぎ、抱き過ぎ、かまい過ぎが苦手です。愛猫がかわいくていつもかまっていたい気持ちはわかりますが、ストレスを感じるときもあるのです。食事・トイレ・寝ているときなどは静かにそっとしておいてあげましょう。飼い主に甘えたいときには、愛猫のほうからアプローチがあります。そのときには愛情たっぷりと応えてあげるとよいでしょう。

トイレはいつもキレイにしておいてほしい

猫はとてもキレイ好きです。トイレが汚れているとストレスを感じ、別の場所でしてしまうこともあります。つねにキレイな状態を保ってあげましょう。多頭飼育の場合は、ほかの猫の使用したニオイがすると使わなくなることもありますので、トイレの数を増やすのもよいでしょう。

まとめ

いかがでしたか? もし、ひとつでも当てはまることがあれば、今日から改善してあげましょう。愛猫は飼い主のあなたをもっと好きになるでしょう。