ふわふわな猫なのに、どこから頑固な「猫あぶら」が生じるのか!?

猫との暮らしに役立つアイテムをアレコレ試したり、写真の撮り方を研究したり、日々の猫たちの行動を観察したり……。この連載では、スタパ齋藤が「飼い主目線」で、猫にも飼い主にとってもうれしいこと、猫とのシアワセな暮らしなどを研究していきます。

猫と暮らすのはとても楽しく幸福なことだと思いますが、同時にいくつかの問題もあります。「壁で爪研ぎされちゃった~」みたいなコトから「真夜中にワーオワーオって騒ぐんですが……」といったことまで、猫によってさまざまだと思います。

そんな中でも共通しているのが「猫あぶら問題」だ……と、ワタクシはたびたび思います。猫っていろいろなモノに「頬や体をスリスリ」したり、細い隙間を通り抜けたりするじゃないですか。そういう箇所には、知らない間に「猫の体から出ていると思われる油分」が付着しちゃいますな。軽く黒ずんで汚れたりしますが、放っておくと「黒っぽいワックスのような頑固な油汚れ」になってしまいます。

この「猫あぶら問題」、単純に拭き掃除などをすれば落とせますが、意外に落としにくい汚れです。水拭き、乾拭き、洗剤で掃除等々イロイロ試しましたが、な~んかミョーに落ちない頑固な汚れ。

イロイロ試した結果、ワタクシ的には「アルコールを含んだ除菌ウェットティッシュ」が最も効果的だと感じています。「えっ!?」と驚くほど汚れが落ちますし、仕上がりもピカピカ。手軽さも抜群。「猫あぶら問題」で困っているなら、ぜひ一度お試しアレ。

……にしても「猫あぶら」、どういう成分なんでしょう? ふわふわな手触りの猫から、あんな頑固な油が生じているとは、ホント不思議です。

猫あるある。イロイロな角に頬をスリスリしちゃいます。ニオイを付けて「所有権」や「縄張り」を主張しているんだとか

夢中でスリスリ。猫のライフワークかも、です。そして、猫あぶら掃除は飼い主のライフワークかも、です

拙宅猫「うか」の寝床。すぐ横にテレビ画面の左上端がありますが、ここも「猫あぶらポイント」です

こんなふうにスリスリ。なんだかシアワセそう♪

結果、こんな汚れが付着します。油分にホコリや毛が混じったような感じの、硬めのベタベタ汚れです

掃除後です。元はこんなにピカピカだったんですな~

こちらは透明猫ドアの「猫あぶら」。白っぽくて少しベタついた油汚れです。ろう(ワックス)って感じ

これを「アルコール含有の除菌ウェットティッシュ」で拭くと、油汚れをスッキリと除去できます。しかも容易に落ちます♪

「猫あぶら」が付いた状態だと、透明のドアが磨りガラスみたいに見えます。上下左右の枠部分もかなり汚れています。全部「猫あぶら」

除菌ウェットティッシュで拭いた後。キレイです

また別の猫ドア。ドア表面に「猫あぶら」がこびりついています

除菌ウェットティッシュで拭けばスッキリと

正面から見たところ。ホントは透明の猫ドアなんですが……

拭き上げた後はコチラの姿が映り込み、向こうの様子も見えます。やっぱり「猫あぶら落とし」は飼い主のライフワークですな