【犬飼いTIPS】さあ、愛犬と一緒に旅に出よう!(宿泊場所編)
愛犬と旅に出るときのポイントを全3回にわたってご紹介しています。前回は「施設・飲食店編」でした。今回は、訪れた宿泊施設で楽しく快適に過ごすためのお話です。最近では、ペットと泊まる宿が全国的に広がり、旅行の計画もしやすくなりました。しかし、愛犬と一緒に気持ちよく宿泊するためには、リサーチを含めた事前準備とマナーが肝心です。
宿泊施設は、観光・食事・温泉など旅の目的を明確にすると探しやすいでしょう。「ペットと泊まる宿」などのキーワードでネット検索をすると、ペット同伴の専門サイトを見つけることができます。また、書店などではペット同伴の宿の専門雑誌も販売されています。それぞれ情報も豊富なので、用途に合わせて活用してみましょう。
気を付けたいのは、犬のサイズによって宿泊を制限している宿泊施設があることです。特に中型犬や大型犬は対応していない宿泊施設が多いので、事前に確認が必要です。また、施設のなかでも行動範囲が制限されることもあるので、予約をする前に「どんな禁止事項があるのか」「どんな利用の規約があるのか」「犬用の食事はあるのか」など直接連絡をして確認することをオススメします。そのうえで予約をし、足りないものは準備して持参するようにします。
また、楽しい旅行にするためには、犬同伴で立ち寄れる施設や店なども探しておきましょう。最近では、高速道路のサービスエリアに無料のドッグランが併設されていることも多いので、休憩場所として調べておくとよいでしょう。
お泊りはここを押さえておけば大丈夫!
1.トイレのしつけをしておく
トイレの不安がなければ、愛犬との旅行は安心して楽しめます。「もし、お部屋で粗相をしてしまったら……」という心配があるときは、念のためマナーベルトやおむつを持参しましょう。また、布団などに粗相をしてしまう心配があるときには、防水シーツなどを持参してあらかじめかけておくと安心です。
2.クレートやケージに慣れさせておく
宿泊施設によっては、部屋のなかではクレートやケージに入れる規定のところがあります。また、レストランに犬を連れて入ることができない場合、飼い主が犬を部屋に置いて外出するときなどは、クレートやケージに入れて留守番させる必要があります。普段からクレートやケージに入れて遊ぶようにして、嫌がらずに待てるようにしておきましょう。
3.好きなおもちゃやニオイのついたタオルやベッドを持参する
慣れない場所では愛犬も緊張します。ご飯を食べない、トイレをしない、なかなか寝ないなど落ち着かない態度になることもあります。そんなとき、好きなおもちゃやニオイのついたものがあると安心します。クレートやケージのなかに入れてあげるとよいでしょう。
4.混合ワクチン・狂犬病ワクチンを接種し、証明書を持参する
お泊り旅行は不特定多数の犬が利用する場所に行くということでもあります。病気などに感染することのないように、しっかりとワクチン接種をして出かけましょう。また、立ち寄る施設、宿泊施設によっては証明書の提示を求められることもあります。念のためコピーを持参しましょう。
5.かかりつけの動物病院の連絡先を控えておく
旅行先で愛犬が体調を崩したときにはとても不安になります。何かあったときには、かかりつけの動物病院に症状を伝えて、病院へ行ったほうがよいかどうか相談するのも、ひとつの方法です。また、既往症がある場合には旅行先でかかる動物病院の獣医師と連携をとる必要も出てくるかもしれません。連絡先を控えておくことは愛犬を守る大切な要素です。
宿泊施設に着いたら
まずフロントに行き、ペット同伴の規定を詳しく確認します。宿泊施設によって規定は異なるので、部屋、レストラン、ロビー、ドッグランなどそれぞれについてしっかりと確認しましょう。最近では、犬と一緒に使える温泉やお風呂も増えてきましたが、湯船は別であることがほとんどです。確認のうえ、規定を守りましょう。また、ドッグランがあるときには、部屋に入る前に愛犬を遊ばせてトイレなども済ませておくとよいでしょう。
愛犬の食事は?
レストランに同伴ができる場合は犬用の食事が用意されているところもあります。また、ドライフードが販売されていることもあります。事前に愛犬の食事について宿泊施設に確認し、用意がない場合にはフード・食器等を持参しましょう。レストランに同伴できる場合には基本的なしつけが必要です。静かに待てるように日ごろから「お座り」「待て」「伏せ」などを習得させておきましょう。
まとめ
愛犬との旅行は必然的に荷物が多くなります。宿泊場所によっても準備されている備品が違うので、事前に確認して準備をすることで荷物を少なくすることができます。また、愛犬にとっても初めての場所では予期せぬ事態が起こる可能性もあります。余裕を持ったスケジュールを組み、対応できる準備をしておくことで「愛犬との楽しい旅行」を満喫できることでしょう。
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