“天空の山城”備中松山城の猫城主 さんじゅーろーの書籍が発売

[2019/08/05 6:01 am | 編集部]

ハート出版は、話題の猫城主の書籍『備中松山城 猫城主 さんじゅーろー』を発売しました。

『備中松山城 猫城主 さんじゅーろー』

昨年7月、西日本に特に大きな被害をもたらした「平成30年7月豪雨」。岡山県も戦後最悪の風水害被害を受け、観光客の足も遠のいてしまいました。なかでも観光客の減少が著しかった高梁市の“天空の山城”備中松山城。そんな備中松山城に、のちに「さんじゅーろー」と名づけられる一匹の猫がふらりと迷い込んできました。さんじゅーろーは、観光客を呼び戻し、復興にも貢献するという実話です。歴史好きで猫好きの方にはうってつけ、読書感想文にも最適の書籍です。

備中松山城の猫城主「さんじゅーろー」

さんじゅーろーは、茶白の毛並みに、しましまの尻尾が立派な、オス猫(推定4歳)です。テレビや新聞・雑誌でも紹介され、全国的に有名になりつつあります。誰に撫でられても嫌がらず、報道陣に囲まれても動じることがないマイペースのさんじゅーろーは、猫城主としての資質を備えていました。

マイペースのさんじゅーろー
城から天空を眺めるさんじゅーろー

なぜ、この猫城主が「さんじゅーろー」と名付けられたのか。備中松山藩出身の、新撰組七番組組長・谷三十郎が、その名の由来でした。また、謎だった谷三十郎の過去も、本書で明らかにされています。

猫城主のお世話をしているのが“家臣”の観光協会の方々。さんじゅーろーは家臣を従え、城内を見回ります。猫好きの優しい家臣たちに囲まれて、さんじゅーろーは「ヨはマンゾクにゃ」と心の中で思っていることでしょう。

家臣とさんじゅーろー
城内の見回りが日課

さんじゅーろーは、観光客を呼び込んで笑顔にするだけでなく、地域の人たちの意識も変えました。一緒に高梁市を盛り上げていこうという動きは、街のあちこちで起こっています。さんじゅーろーは、名実ともに本物の“城主”になったようです。

備中松山城の城主であり、高梁市の救世主さんじゅーろー

『備中松山城 猫城主 さんじゅーろー』
著者:西松 宏(にしまつ ひろし)
判型:A5版/136ページ
価格:1400円(税別)
URL:http://www.810.co.jp/hon/ISBN978-4-8024-0081-7.html

[編集部]