スタパ齋藤の猫ラボ Vol.15

猫の舌なめずりの瞬間をカンタンに高画質で撮影できてイイ感じ♪

[2016/04/01 6:00 am | スタパ齋藤]

猫との暮らしに役立つアイテムをアレコレ試したり、写真の撮り方を研究したり、日々の猫たちの行動を観察したり……。この連載では、スタパ齋藤が「飼い主目線」で、猫にも飼い主にとってもうれしいこと、猫とのシアワセな暮らしなどを研究していきます。

パナソニックの一部のデジカメに搭載されている機能の、「4K PHOTO(よんけーふぉと)」ってご存じですか? 本連載的に4K PHOTOをサラリとご説明しますと、「猫の舌なめずりの瞬間をカンタンに撮れる機能」です。

シクミ的には、4Kの高画質動画を撮影し、後から「動画の中の欲しいシーンだけ」を静止画として別に保存するというもの。動画で撮るので、猫の一連の動作を全部撮り続けられます。そして、後からその一連の動作の一部を選び、静止画として保存。結果、誰でも簡単に「決定的瞬間」の写真を撮ることができるというわけです。

映像を志す人からすると、あるいは「後出しジャンケンみたいでズルい」ということになるかもしれません。でも、素人でも決定的瞬間をカンタンに撮れるって、物凄く魅力がありますよね♪

ちょっと細かく説明しますと、4K PHOTOでは毎秒30コマの4K動画から好みのコマだけを静止画化できます。静止画のサイズは、最高で3840×2160ドット。800万画素のデジカメ並みの解像度となります。800万画素のデジカメで毎秒30コマの連写をしているのと同等ですな。動画のワンシーンの静止画化は、カメラ内で行えます。パソコンでも行えますが、ソフトが別途必要になります。

なお、一般的な4K対応などのビデオカメラで撮った動画から、ワンシーンだけを静止画化することは可能です。でも、動画用カメラで撮った映像は、動画が滑らかに見えるように各コマのシャッター速度が遅めに設定されているので、「動きのある一瞬を鮮明に静止画化すること」はできません。静止画化しても、多くのケースで「ブレていて不鮮明な感じの写真」になってしまうでしょう。

4K PHOTO対応デジカメの場合、「後で静止画化するための動画撮影」が前提の設定なので、各コマのシャッター速度は十分速く、静止画化したときにブレのない鮮明な写真になります。ただし、動画として鑑賞すると、「なんだか動きがカクカクチラチラして見るのが疲れる」と感じられたりします。

って、細かいことを書いてしまいましたが、その4K PHOTOで撮った拙宅猫の「瞬間的動作」をご覧ください。今回は猫が鼻の頭をペロッとする瞬間です。

拙宅猫「うか」の舌ペロリン。鼻の下を一瞬なめる「短時間の舌なめずり」でしたが、労せず撮ることができました
拙宅猫「とろ」の場合。鼻全体をなめましたが、舌が長く出た瞬間を選び、静止画化しました。普通のデジカメだと、なかなかこういう瞬間は撮れません
こんなふうに「時系列で動きを示した組み写真」もつくれます。まず舌が出始めて……
伸びて……
舐めて……
引っ込めて……
ペロリン完了、みたいな
こちらも、チロッと出し始めて……
伸ばして……
さらに伸ばして……
ペロ~ン!
引っ込め始めて……それにしても大きな舌ですな
もうすぐ終了
ペロリン直後の顔がこれです
[スタパ齋藤]