【猫飼いTIPS】猫はくすぐられるのが好き!? でも必ずしも快感ではないのかも
愛猫を撫でたり、くすぐっていると、急に肉球が出ることがあります。それは「もうやめてくれ~」という優しい肉球タッチか、「今すぐやめろ!」という強烈な猫パンチの一撃のどちらかです。
私たちは、猫が人間の関心を引くことが大好きだと思いがちですが、私たち同様に、彼らにも個々の好みがあります。例えば、くすぐったいという感覚は、楽しいものと感じる人もいれば、ある人にとっては迷惑なものです。今回は、猫はくすぐったがり屋なのかどうかを考えてみましょう。
猫はくすぐったがり屋?
くすぐったいという感覚には2種類あることがわかっています。ひとつは、軽く触れただけで、皮膚がピクピクしたり、かゆくなったり、鳥肌が立ったりする「Knismesis」。これは、皮膚に付着した何かを取り除く必要があることを知らせるものです。
もうひとつは、「Gargalesis」と呼ばれるもので、体の特定の部分を他人に触られると、触覚と痛覚の両方の感覚受容器が刺激され思わず笑ってしまう(必ずしもよいことではない場合もある)ことです。ほとんどの哺乳類には自然なKnismesis反応がありますが、Gargalesis反応を自分でつくり出すことはできません。
頬ずりや頭突きは、猫同士の絆を深める行動を真似たもので、猫が人間に頭突きをするのは、自分の仲間であることを「マーキング」するためであることが知られています。猫は触覚が非常に敏感ですが、頭や顔をちょっとくすぐられるだけなら喜ぶかもしれません。
猫が反応するのは、背中やお腹をマッサージするような触り方や、足や脇の下をくすぐることです。これは猫にとってあまり嬉しいことではないようです。ただし、腹をくすぐられる猫もいます。
猫はくすぐられるのが好き?
猫を正しく撫でる方法を知ることは、貴重なコミュニケーションの方法であり、猫との絆を深めるのに役立ちます。猫には触られたり、くすぐられるのを嫌がるサインがあります。それは次のようなものです。
・フリーズする
・不快な声をだす
・耳を後ろにそらす
・目を大きく見開く
逆に、くすぐられるのを楽しんでいる場合は、リラックスしているように見え、以下のような行動をします。
・ゴロゴロ喉を鳴らす
・フミフミする
・しっぽを軽く(柔らかく)動かす
・手を止めると「もっとやって」と催促する
まとめ
たいていの猫は、自分がどのような触り方をされたいのかをはっきりとわかっています。あなたは、ただ彼らの行動を観察し、尊重するだけでいいのです。
猫たちは私たちとコミュニケーションするのが大好きです。ただし、くすぐられるのがOKの子もいればNGの子もいるのです。3〜5秒間くすぐってみて、愛猫がどう反応するか見てください。相互作用を楽しんでいるのか、または逃げるのかを確認しましょう。
猫との時間を充実したものにするために、ストレスの初期症状に注意し、恐怖や不安がなく満足して幸せだというサインを理解し、猫との絆を深め幸せで充実した生活を送ってください。
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