犬の保険の細分化にビックリ!

保険会社のパンフレットを見ていると、猫の場合は血統種か雑種かのほぼ2択。種別によっての保険料も大きな差はなく、とてもシンプルです。

ですが、ワンちゃんの場合は種類によってかな~り細かくわけられていて、それぞれに保険料も保障額も違ってきます。そりゃそうですよね、犬とひと口に言っても、小型犬・中型犬・大型犬の差はかなり大きいし。でも、猫にだってアメショやらマンチカンやらいろんな種類がいるのに、そこは血統種でひとくくりです。犬の場合は犬種がズラーっと一覧表になってたりするパンフレットもあり、ホントにこと細か。まあ、犬は種別も幅広いので、こういう部分ではっきり分類されてるほうがわかりやすいし安心できますよねぇ。

ところで、ひとつ気になったのが、ほとんどのパンフレットに例として出ているミニチュアダックスフンド。小さくてかわいいワンちゃんなのは知ってますが、人気の犬種だから保険のモデルになっているのか、はたまた小さいから病気になりやすかったりするのか……。私は昔から猫しか飼ったことがないのですが、旦那は昔に犬を飼ってたことがあるので聞いてみると、犬の場合は品種改良でつくられていることもあるから、種類によっては遺伝的な病気になりやすい子も多いとのこと。

目の病気や皮膚病、腰が落ちたり骨の病気になったりなどなど、犬種によってかかりやすい病気も少なくないんだとか。あと、食いしん坊な子は誤飲事故も多く、散歩の途中でヘンなもの食べちゃったりとか、ストレスでヘンなもの食べちゃうとかもあるそうで……。なるほど、ほぼほったらかしでもOK(?)な猫と違って、犬は何気にデリケートなんだなぁ。

だから、ちゃんと面倒見てあげないとダメなんだゾ! それが飼い主の役割であり絶対的な信頼関係なんだゾ!……などと、結局はワンちゃんとの蜜月の日々のノロケ話になっていく旦那なのでありました。

旦那は若いころに、ビーグル犬のビッキーちゃん(本名・ビクトリア)を飼っていました。とてもかわいがっていたようで、トラジと暮らしている現在も、ことあるごとに「ビッキーはちゃんと○○したのに」と犬と猫を比べ出します。いや、まぁ猫は「お手」とか「待て」とかできないから……。

それはさておき、旦那や家族から大切にされて暮らしていたビッキーちゃんも、いよいよ高齢の15歳でガンにかかってしまいます。子宮ガンだったそうで、見つかったときにはすでに遅く、治療もできずにすぐに亡くなってしまったそうです。旦那はいまでも「ちゃんと避妊手術をしてあげていれば、もっと長生きできたのになぁ」と残念そうにしています。

15歳なら十分長生きできたほうじゃないの? と、思うものの、現在では医療の進歩に良質なペットフード、しつけやマナーなどの徹底で安全な暮らしの向上により、ペットの寿命もググーンと延びているんだとか。長生きする子は20歳以上という、まさにペット高齢化社会であります。ペットがおじいちゃんおばあちゃんになっても、一緒に暮らせる時間が長いほうがやっぱりいいに決まってますよねぇ。

いつまでも健康で元気でいてほしいですが、高齢になれば、それだけ体力や免疫力なんかも落ちてきやすいもの。病気も人間みたいに健康診断などで早めに発見できれば、治療も早めに手が打てて、健康でいられる時間も長くなる……、というのはわかっているんですが、人間と大きく違うのは、やっぱりしゃべれないということ。

「なんかちょっと具合が悪いんだよ~」とか「ここが痛くてさ……」とか、当たり前だけど教えてもらえないんです。しかも、その「ちょっと」レベルだと、何ごともないかのようにフツーに行動されてしまうので、ひと目見て「なんか具合が悪そうだな」とわかるようなときには、すでにかなり重篤な病気になってたりするわけです。

そうなってから最善の治療を……となると、治療費も天井知らずとなってしまい……。

そりゃもちろん、お金より命のほうが大事だからこっちだって最善を尽くしたいですよ。でも、どうしたって、考えないわけにはいかなくなるのがお金です。「いざというときのため」の「いざ」がいつ来るのかわからないからこその保険。うーん、中途半端にケチると後悔するだろうか。

送られてきた資料をさらにじっくり読んで、しっかり検討しなければ……!