Q:狂犬病ワクチンや混合ワクチンは、必ず接種させるべきでしょうか?

A:はい。必ず接種しましょう。

犬のワクチン接種はとても大切です。接種することにより、命の危険がある病気への感染を防ぐことができます。まず狂犬病ワクチン。これは狂犬病予防法により毎年1回の接種が義務付けられているものです。毎年4月~6月になると登録済みの犬の飼い主のもとに、ハガキや封書で集団接種の案内が届きます。その指定場所で接種するか、獣医師で接種するかいずれかの方法を取ることになります。

そのほか任意になりますが、予防接種が可能な病気は非常に多く、その組み合わせにより、1~11種の混合ワクチンに分類されています。とくに「犬ジステンバーウイルス(CDV)」「犬アデノウイルス(CAV)」「犬パルボウイルス(CPV)」に対するワクチンはすべての犬に受けさせたいコアワクチンに指定されています。どのワクチンを接種するかは獣医師と相談しながら選択するといいでしょう。

初めてのワクチンは母犬からの抗体が切れる生後2カ月ごろに行います。その後、生後3カ月頃にもう一度接種します。その後は1年ごとに接種するのが一般的です。狂犬病ワクチンは生後4カ月ごろに接種します。その後は4月~6月の集団接種に合わせて接種するといいでしょう。ワクチン接種をせず、これらの病気にかかってしまったら、辛い思いをするのは大切な犬です。犬の体調を見ながらきちんとワクチン接種を受けさせましょう。