ペット保険への加入がまたもや遠のいた?

ペット保険に加入するには、動物病院で健康診断を受けて、病気や怪我がなければすべての病気にかかわる項目で保険適用オッケー! ということなので、現在とらじろうのお腹の毛が生えそろうまでしばらく待ちましょう、というのが前回までのおハナシ。

ですが、やっぱりどう考えても古傷は根本的治療には至らないわけで、このままハゲをごまかしたところで時間のムダ。そうこうしている間に、とらじろうがペット保険の年齢制限に引っかかってしまうかもしれません。

なので、今後の予定その2。

お腹のハゲはもういいとして、さっさとペット保険に加入してしまおう、というもの。エリザベスカラーをしていると、さも何かすごい病気をしちゃってるんじゃないか、という気分にもなりますが、とらじろうの場合は単に「毛を舐めすぎないようにするため」なので、そのほかの部分は、そりゃもう元気で健康な猫ちゃんなわけであります。

カラーがついててもお構いナシに走るわ飛ぶわ。いつもとなんら変わることなく毎日を謳歌してるんであります。そう、もちろん日課(?)のゴミ箱漁りもなんのそのであります。

エリザベスカラーがついているので、ゴミ箱に顔を突っ込めずに苦戦している様子ですが、それでもチャレンジする根性は今まで以上となり、油断していると、またいろんなものをかじったりしている有様です。

どこまで食いしん坊なんだこいつは……!

と、嘆く前に、この悪食をナントカしないことには、ホントいつなんどき病気になってしまうかたまったもんじゃーありません。お腹のハゲより、目下こっちのほうが危険度が高そうなので、ハゲはもうこのままほっといて、本格的な病気や怪我に備えておいたほうがよいのかもしれません。う~む……。

なんだかんだドタバタしながらエリザベスカラーの日々を過ごし、1カ月チョイ経ったころ、ようやくうっすらと毛が生え出してきました!

元のフサフサまであと一歩! くらいのところまではきています! イイゾ! やっぱ猫はモフモフでなくっちゃね~!

これまでも、ひなたぼっこの時間にはエリザベスカラーを外してあげて、見張りながら毛づくろいをさせていたんですが、ウッカリするとすぐさまお腹を舐めようとするのです! やはり気になるくらいには古傷がうずく様子。

毛が生えてくると、古傷もすっかり治ってしまったように感じてしまうんですが、さにあらずなんでした。毛づくろいをしたいときにできないのはかわいそうですが、エリザベスカラーを外してしまえば、またハゲるまで舐め続けるので、予防の意味でもずっとエリザベスカラーをつけ続けなければなりません。

かわいそうだけど……。

エリザベスカラーの生活が数カ月続くと、それはそれで見慣れた光景になってしまうんですが、それはそれでやはり弊害がでてくるわけです。

一見、ちょっと変わった形の首輪かな? というくらいの認識になってしまうエリザベスカラー。しかし、あの形状と首輪と比べるとやや重いということもあって、猫的にも厄介なことはあるようで……。

はい、気がつくと首の後ろがエリザベスカラーが当たって(というかこすれて?)、これまたビミョーなハゲができあがっていました……。

ハゲを治すためのカラーがハゲをつくる。

なんというハゲのスパイラル……!

お腹のそれに比べたらごく小さい面積で、パッと見もほかの毛に埋もれるくらいなんですけど、それにしたってハゲに次ぐハゲ……。

首に負担がかからなさそうなエリザベスカラーを何か開発しなければならないんでしょうか。っていうか、こんなに長い期間カラーつける生活って猫にとってもそうそうないと思うわけで……。

なんともトホホなとらじろうでありました。

(続く)