【犬飼いTIPS】今夏は危険な暑さの予測。愛犬の散歩で注意するポイントは?
早々に梅雨が明けて全国的に猛烈な暑さが続いています。群馬県伊勢崎市や埼玉県熊谷市では最高気温が40℃に達し、東京都心でも35℃以上と連日の猛暑となっています。
この危険な暑さは熱中症になる可能性が高く、人だけでなく愛犬にも十分な気配りが必要です。特に犬の場合は人間のように汗で体温調節ができませんので、より注意が必要なのです。猛暑日の愛犬の散歩で、飼い主が注意したいポイントはどんなことでしょうか。
散歩の時間帯を考える
早朝か夕方以降に散歩へ行くようにしましょう。気温が低い早朝5時ごろの散歩が一番オススメです。夕方以降はまだアスファルトが熱かったり、気温が下がらない熱帯夜の日も多くあります。もし、夕方以降に散歩に行く場合には、愛犬を連れ出す前に十分に気温が下がっているかどうかを確認してからにしましょう。
ただ、気温35℃以上の猛暑日においては、人にも犬にもダメージが大きすぎます。そのような日には散歩をやめるというのもひとつの選択肢です。そのぶん、涼しい室内でおもちゃなどで十分に遊んであげるとよいでしょう。
散歩の距離や長さを考える
散歩する距離や時間の長さは、愛犬の状態を観察しながら判断するようにしましょう。運動量の多い犬種や個体差、その日の体調などもあり、最適な距離や長さを数値化することはとても難しいことです。体力を消耗している、疲れている、ハアハアと荒い呼吸をしているなどが見られたら、すぐに散歩を中止しましょう。例えば、1日1回の散歩を早朝と夜の2回にして、1回の距離や長さを短縮するという方法もあります。
散歩中の給水の回数を増やす
猛暑日の散歩では、散歩中にこまめに水を飲ませるようにします。なかなか水を飲まない場合には、犬の体に水をかけて冷やしてあげることも体温調節に役立ちます。夏場は普段よりも多めの水を持ち歩くようにしましょう。
アスファルトを避けて散歩をする
都会に住んでいると、なかなかアスファルトを避けての散歩は難しいかもしれませんが、アスファルトは照り返しが強く、かなりの熱を吸収しています。できるだけ避けて、土や芝生の上を散歩させるようにします。例えば、クルマで河原まで移動してから散歩をするのもひとつの方法です。
もし、アスファルトの上を歩く場合には、飼い主がアスファルトを手で触って、熱さの確認をしましょう。暑いようであれば、犬用シューズを履かせることで、肉球の火傷を防ぐこともできます。
冷感ウエアやバンダナなどの冷却グッズを利用する
愛犬の様子がおかしいと思った時に、体温を下げるために保冷剤があると助かります。万が一の時のために、散歩に出かける際にはタオルなどを巻いたり、保冷バッグなどに入れて持ち歩くようにするとよいでしょう。
万が一に備えて保冷剤を持ち歩く
猛暑日の散歩には、犬用の冷感ウエアやバンダナなどを身に付けさせて冷却しながら散歩するとよいでしょう。Tシャツを濡らして着用させることで、犬の体温調節を助けることができます。
日焼け止めを塗る
じつは、犬も人間と同様に肌の露出している部分を日焼けします。耳の先端や鼻など、犬の繊細な部分を保護する必要があります。また、ピンク色の皮膚や被毛の薄い犬は、日差しに弱い傾向があります。ペット専用の日焼け止めを塗布してケアしてあげましょう。
また、夏場は愛犬をサマーカットにする飼い主も多くいます。しかし、犬の被毛は熱から体を保護する役割を持っていますので、「暑いだろう」と短くし過ぎないように注意しましょう。
散歩後は肉球の確認をする
猛暑日の散歩では、アスファルトの熱などで犬の肉球を痛めてしまうことが多くあります。散歩後には必ず愛犬の肉球を確認するようにします。カサカサしている、ささくれ立っているなどする場合には、専用の保護クリームなどでケアします。また、前述のとおり、犬用シューズを履かせるという方法もあります。
まとめ
真夏の日中に散歩をしている飼い主をよく見かけます。もちろん、連れられている犬はハアハアと荒い呼吸をしながら、必死に体温調節をしています。愛犬は自分で散歩の時間を決められないので、飼い主に従うしかありません。
愛犬に辛い思いをさせないためにも、夏場の散歩については十分に注意を払う必要があります。犬にとって散歩は、とても楽しみにしている時間です。その時間を楽しく過ごせるように、暑さ対策をしっかり考えて散歩にでかけましょう。
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