【犬飼いTIPS】愛犬と一緒にできる、気分を高める3つの方法
外出自粛やテレワークが進んだことにより、これまで以上に家にいる時間が増えたのは当然かもしれません。犬と散歩することは、家を出る理由のひとつであり、明らかに飼い主と愛犬の両方にメリットがあります。犬にとっては、散歩はその日のハイライトになる可能性もあります。
しかし、犬と散歩することだけが、あなたの気持ちを安定させ、孤独を和らげるのではありません。オーストラリアでの研究によると、自宅で愛犬と一緒にできる、気分を高めるための3つの方法があることがわかりました。おそらく愛犬もそれを気に入るはずです。さっそく見ていきましょう。
愛犬と一緒に瞑想をする
この研究によると、「マインドフルネス瞑想」を使用して、愛犬の毛並みや体の温かさに集中する=意識を向けることが効果的であることがわかりました。
このタイプの瞑想では、課題への取り組みを強化するために、五感(例えば触覚)の活性化を誘導するような音を聴きます。
週に1回以上、7分間の瞑想を行った犬の飼い主は、リラックスして穏やかな気持ちになり、そのプロセスを楽しむことができ、愛犬とのつながりをより強く感じ、現在に集中することができたといいます。また、多くの飼い主が、瞑想後も数分から数時間にわたって効果が持続したと答えています。
この方法を試してみたい人は、家のなかで誰にも邪魔されない空間をつくり、携帯電話の電源を切ってください。床やマット、クッション、毛布などの上にゆったりと座り、愛犬を隣や膝の上に呼んで座ります。
①愛犬の体に片手または両手を置き、背筋を伸ばして座る
②目を閉じて、数回深呼吸する
③触覚=手や指先の感覚に意識を集中する
④雑念を捨て意識を完全に解放する
もし雑念が入ってしまったり集中が途切れ始めたら、再び触覚に意識をもっていきます。この練習を7分以上続けてみましょう。実験では犬の測定はしていませんが、犬も親密で落ち着いたプライベートな空間を高く評価していると思われます。
かくれんぼやゲームをする
瞑想が苦手な場合は、かくれんぼのようなインタラクティブなゲームを7分間するといいでしょう。実験では、愛犬と一緒に遊ぶ時間を設けることで、瞑想と同様の効果が得られることがわかっています。
「楽しかった」「愛犬とのつながりが深まった」「現実に集中できた」と答えています。また、愛犬も楽しんでいたようです。
マインドフルネスとは、簡単にいえば「今この瞬間に存在すること」を知覚して従うことです。ですから、私たちが携帯電話やスマホの電源を切ったときから、犬は私たちを現在に導き、私たちの心をひとつのことに集中させるための素晴らしいファシリテーターになります。
話しかける
愛犬とのつながりを深めたいと思ったら、落ち着いて集中した対話をしてみましょう。例えば、愛犬を撫でながら、7分間愛犬に話しかけることです。実験によると、これらは愛犬とのつながりを深めるのにもっとも効果的でした。
ひとり暮らしの人にとって、犬を飼うことは声を出して話すきっかけになり、それが健康維持に重要な役割を果たしているとも考えられます。コロナ禍で他者と会話する機会も少なくなっていて、その現状にストレスを感じている人も多いといいます。
また、犬に愛情を注ぐ時間をつくることで、飼い主はリラックスして穏やかな気持ちになります。それはマインドフルネス瞑想を実践しているときと同じレベルだったとしています。
このように犬との時間に集中することで、飼い主も犬も、幸せホルモンといわれる「オキシトシン」や「セロトニン」、「ドーパミン」などの脳内物質が増加することがわかっています。
まとめ
コロナ禍の外出自粛によって、犬との散歩の頻度が減ったり、散歩の時間が短くなったりしたというレポートもあるように、生活のスタイルも変化が見られます。
これまで経験したことのない状況で、何か新しいことを試してみることは大切です。ただ、これらの3つの方法は、難しいことでもなく、それほど時間がかかるものでもありません。外出自粛が解除されたあとも、続けることができます。
それらは、愛犬の新たな1日のハイライトとなり、あなたが仕事から帰るまでの時間を有意義に過ごせるかもしれません。
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