さらにパワーアップした “ペットと暮らす家庭に最適なスティック掃除機” トルネオ「VC-CLX50」
世界最大の猫種・メインクーンのブリーダーとして、もう20年以上も猫たちと暮らしてきました。また、つねにペットとして愛犬がそばにいました。わが家は頭数が多いので、一般の家庭とはちょっと異なります。なにが異なるのかというと、出るゴミの量が想像以上なのです。
もともと猫は体臭がない生き物ですが、うんちやおしっこはニオイます。抜け毛はアレルギーの元になったり、放置しておくと菌が付着して病気の原因になったりします。また、わが家の愛犬は短毛種でニオイがない犬種ではありますが、抜け毛はあります。
そんな環境なので気がつくといつも掃除をしています。そのため、掃除機は2Fの猫部屋(2部屋)用に1台、1Fの猫部屋用に1台、愛犬の部屋に1台、来客用の部屋に1台の合計4台のスティック掃除機を常備しています。あとは、キッチンやリビングなどの生活空間を掃除するキャニスターが1台あるので、合計5台が稼働しています。
抜け毛やフードの飛び散りなど、毎回それなりの量になります。また、運転時間の問題もあってスティック掃除機1台では難しく、現在のスタイルになりました。そして、数年前から「トルネオV コードレス」を愛用しています。今回は、新製品が発売になったということで、これまでトルネオを愛用してきた理由とともに新製品を紹介したいと思います。
トルネオのスゴいところ
まず、掃除機である以上はちゃんと掃除=ゴミを吸い取らないといけません。トルネオは、名前の由来となっている「バーティカルトルネードシステム」により、3つの気流が微細なチリや花粉まで99%以上分離し、強い吸引力が持続します。これはサイクロン掃除機の基幹ともいえる重要なポイント。
さらに、「トルネードプレス」によって、ゴミを約1/4まで強力に圧縮します。圧縮されると何がよいかというと、ゴミが捨てやすいということです。ダストカップを外して丸く固まったゴミをコロンと捨てられます。その際に、ホコリの飛び散りやペットの抜け毛が舞い上がりることもありません。掃除機というのは、「ゴミを吸うだけでなく、ゴミを捨てるところまで」が役目なんだと、つくづく感じます。
ちなみに、ダストカップは従来のねじ込み式から、フック式に変わりました。細かいところですが、これも嬉しい改良です。ねじ込み式だと、はめ込む場所がわからず迷うことがありましたが、フック式であれば一目瞭然です。
そして、サイクロン部分も含め、すべてのパーツを分解して洗うことができます。以前、わが家の猫のオーナーさんでもある“家電のプロ”藤山 哲人さんが「掃除機を洗うのは日本人だけ」と話されていましたが、私も定期的に洗っています。
なぜなら、掃除機は部屋のなかにあるので、つねに清潔でキレイにしておきたいからです。拭くだけでは汚れだけでなく特有のニオイが取れずスッキリしません。掃除機に雑菌が繁殖しているなんて問題外です。
これまでどおり、付属品も充実しています。「すき間ノズル」は、ほかのメーカーと比べて細くて長いので、狭いところを掃除するときに活躍します。「丸ブラシ」は、エアコンの上部やソファー、クルマのシートなどを掃除するときに便利です。あと、「ふとん用ブラシ」は電動ではないのですが、かなり布団のホコリなどが取れます。
新しいトルネオ「VC-CLX50」のスゴいところ
「VC-CLX50」は、これまでのトルネオの“長所”はそのまま継承しているようです。さらに、どのように進化したのでしょうか。さっそくパワーアップしたポイントを見ていきましょう。
■重さ
本体重量は1.5㎏です。これは私も愛用している「VC-CL1700」よりも約20%も軽く、最軽量の「VC-CLS1」より300g重いだけです。
■着脱式バッテリ-
バッテリーの着脱が簡単なカートリッジ式になりました。本体に装着した状態でも、バッテリーを外した状態でも充電できます。
■床面センシング機能
床面を検知してブラシの回転速度を変える新機能です。フローリングなどの床面では回転数を落とすことで、粒ゴミの弾き飛ばしを抑えながらしっかり吸引します。じゅうたんなどの場合は、逆に回転速度を上げて、自走式の軽いなめらかなかけ心地でゴミをしっかりかき取ります。
このように、ハード面だけでなくソフト面でも確実に進化したようです。実際に使ってみた感想を詳しくお伝えします。
ファーストインプレッション
「VC-CL1700」と「VC-CLS1」のいいとこ取りしをたような感じです。まず、全体がシェイプされた筐体デザインに好感が持てます。さらに、延長管が本体と同色のアルミになって高級感があります。また、プラスチック製と違って静電気が起きにくいのか、抜け毛やホコリなどの付着もありません。
持ち手などを見ると「VC-CL1700」に近い印象なのですが、実際に手に取ると「軽い!」と思わず口に出てしまうほど軽く、むしろ「VC-CLS1」に近い感覚です。これが20%減量した成果なんですね。これくらいの軽さであれば、エアコンの上部やキャットステップ、階段など高所の掃除も、女性でも苦にならないと思います。
また、軽いので長さが短くなったように感じました。仕様を確認したところほとんど変わっておらず。並べてみても同じように見えました。ただ、実際に持ってみると明らかに「VC-CLS1」に近い使用感です。これは、デザインも秀逸だということでしょう。
バッテリーが外れる
いままで、掃除機の鎮座する場所はコンセントの近くでした。もしくは、充電時に掃除機をコンセントのあるところに持っていく必要がありました。スティック掃除機のいいところは、気がついたらすぐに使えるというところですが、「う~ん、ここが定位置ではないなぁ」と思うことも多々ありました。
「VC-CLX50」は、そんな「う~ん……」を解決してくれます。バッテリーが内蔵式から着脱式になったのです。本体は好きな場所に置いて、バッテリ-を外して単体で充電することができます。ですので、掃除機本体はインテリアの邪魔にならない、好きな場所に置くことができます。
ちなみに、ファーストインプレッションでも触れたように、「VC-CLX50」はデザインもいいので、外に出ていても部屋の雰囲気を壊しません。そんなときに便利なのが専用スタンド。これまでは、本体背面にゴムのストッパーがついていたので立て掛けていましたが、体が当たったりするとバタンと倒れていました。専用スタンドがあるので、これからはそんな心配もありません。
なお、発売を記念して、バッテリーがひとつプレゼントされるキャンペーンが実施されています。予備バッテリーを充電しておけば、充電が切れてもバッテリーを付け替えるだけで倍の時間掃除することができます。さらに、バッテリーを交換すれば、本体を長い間使い続けることができます(編集部注:キャンペーンは10月31日まで)。
メーカーさんにとっては、あまり嬉しくないように思いますが、気に入ったものを長く使えように配慮されているのは、SDGs的な考えで賛同できます。これまで、わが家の掃除機買い替えサイクルはかなり早かったので(苦笑)。
目からうろこの「床面センシング機能」
「床面センシング機能」とは、床面を自動で検知し、床面に合わせてブラシの回転速度が変わるという新機能です。何やらこの機能で粒ゴミの弾き飛ばしが抑えられるということです。
これまでの掃除機は、確かに猫砂やフードなどの粒状のゴミを少なからず弾き飛ばしていました。この原因はブラシの回転数だったようです。回転数が高い(高速回転)と吸い取る前に弾き飛ばしてしまうようなのです。吸引力の問題というよりも、自走性などブラシの都合だったのですね。
実際に使ってみると、フローリングやクッションフロアなど平滑な表面だと、スイッチを入れて2秒ほどで回転数が低速に変わったのが音でわかります。そのまま床に散らばる猫砂やドライフードなどを掃除してみると、ちゃんと吸い取っています。いままではヘッドを外して吸い取っていたので、その手間がないのは嬉しいです。
また、ヘッドの首(付け根)がフレキシブルに動くのでヘッドを取り回しやすく、手首にも無駄な力が入らず、どんな角度でも軽くスイスイ進んでいきます。
カーペットなどの場合は、トルネオらしくブラシが高速で回転してゴミを掻き取ります。フローリングと違ってカーペットなどは毛足があって抵抗が大きいので、ブラシの回転数が上がることでヘッドも軽く進んでいきます。
低速回転は抜け毛にも効果があるようです。高速回転だと吸い取るまえにブラシに絡まってしまうようですが、回転数が低速であれば、絡むまえに吸い取ってダストカップに送られるということです。確かに絡みつきが少ないように感じます。
ただ、そうはいってもペットの毛、特に猫の毛は細く軽いので、どうしても絡みます。トルネオは、“絡まない”のではなく、“絡みにくく、取りやすい”のが特徴です。ブラシに絡んだ抜け毛などを取り除きやすいように、上部のカバーが簡単に外れます。ほとんどの掃除機が裏面を10円玉などで回して開けなければならないので面倒なのです。さらに、ブラシの端にスリットが入っているので、カッターなどを入れれば簡単にカットして取り除けます。
まとめ
これまでも、トルネオはペットと暮らすわが家の強い味方でした。しかし、今回の新製品は「なるほど、そうきたか!」と唸るバージョンアップをしたと思います。
吸引力とゴミの捨てやすさ、そして、お手入れのしやすさといった特徴はそのままに、床を判別して回転数を変えることで、これまで苦手とされていた粒ゴミまで拾えるようになりました。また、バッテリーを外せるようになったことで、掃除機の置き場所にも困らなくなりました。
なお、掃除機の音(モーター音)も静かになったように感じます。実際に使ってみると、「VC-CLS1」に近いように感じます。「VC-CLS1」は犬や猫たちが怖がらず、逆にじゃれついてくる子もいたほどです。「VC-CLX50」も同様になんだろう? と寄ってくる子もいるほどです。この運転音であれば、マンションなど集合住宅にお住まいの方などは、多少遅い時間でも問題なく使えると思います。
このように、「VC-CLX50」はペットのいる家庭向けに開発されたような掃除機だと思いました。ぜひ、みなさんも家電量販店で「床面センシング機能」を試してみてください。きっと納得されると思います。ちょっと気が早いですが、年末の大掃除に予備バッテリーがあると便利です。プレゼントキャンペーンは数に限りがありそうなので、この機会をお見逃しなく!
提供:東芝ライフスタイル