馬を食べられた? “I could eat a horse.”

英語にも慣用句がありますが、動物が含まれるイディオムが頻繁に使われます。「ん?」と思うものから「へー!」と納得できるものまで、意味がわかると楽しさもひとしお。そんなイディオムを紹介していきますのでお楽しみに!

知らなきゃわからない動物の入ったイディオムの第11回目も食べることに因んだイディオム“I could eat a horse.”をご紹介します。

couldはcanの過去です。でもこれを使うときは、過去ではなく現在のことについて話しているときなんです。文法的には仮定法を使いますが、ここでは詳しくは説明しません。覚えてほしいのは、「現実とは逆」や「現実には起こり得ない」ことを表現するとき、現在の話をしているにもかかわらず、過去形を使うということです。

直訳すると「私は馬を食べられた」ですが、現在形のように訳すと「馬を食べられる」です。大きさを考えたら、馬を一頭食べられたらすごいですよね! ですので、このイディオムの意味は「お腹ペコペコだ」「お腹がすごく空いている」になるのです。

会話だと下記のように使います。

Child: I’m very hungry, mom! What’s for dinner?
Mom: I haven’t made dinner yet.
Child: Not dinner time yet? I haven’t eaten anything since lunch. I’m so hungry. I could eat a horse.

子ども:お腹すいたー、晩ごはんは何?
ママ:まだつくってないよ
子ども:まだ夕食の時間じゃないの? お昼食べてから何も食べてないの。だから、腹ぺこなんだよ……

「腹ペコだ」と伝えたいとき、普通は “I’m hungry.” “I’m starving.” といいますが、“I could eat a horse.” と話すほうがネイティブっぽいので使ってみてくださいね!

私はしばしば “I’m so hungry. I could eat a horse.” を使います。

See you next time!