【犬グッズレビュー】電車や自転車でもっと遠出がしたくなるキャリーバッグ
みなさん、初めまして!! わが家の愛犬は、まだ飼い始めて間もないトイプードル(9カ月)です。飼い主である私も、子どものころに実家の庭で飼っていた経験はありますが、室内飼いは初めての飼い主ビギナーです。
やっぱり室内飼いだと一緒にいる時間も長いし、よりいっそう愛着がわきますね。いつでも一緒にいたいなって思います。大切な家族ですからね。
そして愛犬と一緒にお出かけしようと思うと、やっぱり必要になるのがキャリーです。これまでもすでに、クルマでのお出かけ用のクレートや、小さめのスリングタイプのキャリーバッグなどを持っています。これだと、クルマでのおでかけや歩いて近所のお買い物なら便利なんですが、電車での長距離移動のときは考えちゃいます…。クレートだと駅までの自転車に乗せられないですし、スリングバッグは長時間の移動になるとさすがに愛犬も窮屈そうで……。
そこで今回試したのが、リッチェルの「Nパラレルキャリー」です。底面に4つの車輪が付いていてキャスターバッグとして使えるうえに、リュックにもなるので、電車や自転車での移動に便利そうです。
届いたNパラレルキャリーの第一印象は大きい! わが家の愛犬は2.8kg程度。Nパラレルキャリーは10kgの愛犬まで対応なので当然といえば当然ですね。
愛犬の広さとしては十分です。普段ハウスとしても使っているリッチェルのキャンピングキャリーSと比べてみると、キャンピングキャリーの内寸が28×42.5×25.5H(cm)なのに対してNパラレルキャリーの寸法が38.5×31.5×50H(cm)と、長さ方向は4cmほど短いですが、丸まって寝たりお座りするのに十分な広さです。
持ち運ぶ側としては、キャスターバッグとして見れば普通の大きさ。ただリュックとして背負うと大きさを感じます。幅38.5cmは私(身長158cmの女性)の肩幅とほぼ同じ。なので、歩いていてバッグが引っかかることはないサイズです。これ以上大きかったら不便だろうなっていうギリギリの幅ですね。ただ、奥行きはあるので、そのサイズに慣れるまでは振り返りざまにぶつけてしまうことはありました。
天面と前面と側面の3つの扉があって、中には底面にクッションと飛び出し防止のリードが付いています。側面のファスナーを開けて中を確認していると、驚いたことにわが家の愛犬が中に入りこんできて……自分用のキャリーだとわかっているのか、はやくお出かけしようよと言いたげでした。
ということで、この日は横浜の赤レンガ倉庫に電車でお出かけすることにしました。駅まではリュックにして自転車で、駅からはキャスターバッグで移動します。
移動中、ネット越しに中の愛犬の様子を見てみましたが、中でお座りして外をうかがっている様子。高さが50cmもあるので、お座りしていても窮屈さはなさそうです。
キャスター移動になると、4輪キャスターのおかげで水平が保たれるので、安心するようです。目の細かいタイルの上などでは、どうしてもキャスターの音が大きくなるので落ち着かない感じでしたが、それも徐々に慣れていって、ホームのきれいなアスファルトなんかだと、移動中も中で伏せの状態でくつろいでいました。
天面と両側面、そして前面の部分もカバーを巻き上げるとネットになっています。なので、伏せた状態でも外の景色がよく見えて、それも愛犬の安心につながっているようです。また、この日は夕方の出発でした。残暑の8月、熱さを心配しましたがキャリーの中の空間が広いのとネットの通気性のよさもあって、キャリー内の温度や湿度が極端に上がることもありませんでした。愛犬にとっては快適な空間だったと思います。
途中電車の乗り換え等ありましたが、ホームやコンコースではキャスターバッグとして大活躍。バギーほど大きくないので、エスカレーターも普通に使えて便利です。電車を乗り継いで赤レンガ倉庫界隈を散歩。そこから今度は、レンタサイクルを使って港の見える丘公園へ。キャスターバッグにもリュックにもなるので移動の手段が広がります。
キャスターバッグとして使ったあとに、リュックとして背負う際、車輪に付いた汚れが服につきそうですが、ちゃんと車輪を覆うカバーが付いているので心配は不要です。また、キャスターバッグとして使うときは、リュックのベルト類は背面のポケットに差し込んで収納することができます。
収納といってもポケットに余ったベルト部分を差し込むだけなので、最初はちょっと雑だな、と思ったのですが、実際に使ってみると、しまうときは差すだけ、使うときは引っ張り出すだけ、というシンプルさがラクだと思いました。いちいちベルトを外してたたまなきゃいけないとしたら、面倒くさくてキャスターバッグかリュックかのどちらかでしか使わなくなったと思います。
帰り道、ルミネで少しだけお買い物。ルミネもキャリーケースに入っていれば同伴可(食料品売り場などは除く)ですし、ケースの中が広くて愛犬もすっかりお休みモードなので、慌てずに買い物を済ますことができました。最初のころは細かなタイルの上などで、車輪から伝わる振動や音に落ち着きのなかった愛犬ですが、このころにはすっかり中は安全とわかったようで、ちょっとやそっとでは動じなくなっていました。
飼い主としては、散歩に携行する水やマナー袋などをしまえるちょっとした収納があればもっとよかったですね。わが家のトイプーサイズだと高さ方向には余裕があるので、上か下にインナーポケットでもあればもっとよかったと思います。
それと、シートベルトに固定して車内でも使えるとはなっていますが、対応しているのは2点式のシートベルト(肩のベルトが無いタイプ)のみ。わが家のクルマを含めて、今時のクルマは後席も含めてすべて3点シートベルトになっているようなので、ちょっと残念でした。
このあとも、何度かお出かけに使っていますが、愛犬もお出かけに連れて行ってもらうのが楽しいようで、Nパラレルキャリーを出してくるとよろこんで中に入ってきます。私も愛犬との電車でのちょっとした遠出ができるようになって、ペットライフがより楽しくなりました。
利用シーンによって最適なキャリーバッグは異なると思いますが、愛犬がくつろげる広さと、キャスター&リュックの機動性の高さを両立したこのNパラレルキャリーは、愛犬との行動範囲を広げてくれると思います。もっと愛犬と遠出もしてみたいと思っている人にはオススメできると思います。
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