愛犬や愛猫にかかっている費用をきちんと把握していますか?

[2017/03/27 6:00 am | 編集部]

アニコム損保は、契約者に対してインターネット上で、2016年の1年間にペットにかけた費用に関する調査結果を発表しています。

みなさんは、昨年愛犬や愛猫にかけた費用を把握していますか? 「猫は犬ほどお金がかからない」なんて言われたりしますが、犬であれ猫であれ、人間の子どもほどではありませんが育てるのには当然お金がかかります。

犬・猫ともに前年より飼育費用は下がっていますが、どういう支出が多いのかを見ていきましょう。

まず、病気やケガの治療費は、犬・猫ともに減少傾向が見られます。「健康に気をつけた」「成長とともに病気が減少した」との理由が挙げられていたそうです。平均年齢が5歳代という理由も関係していそうです。人間同様に高齢になれば、若いころよりも医療費がかかってきます。ペットの平均寿命が延びているのはうれしいことですが、現実問題として、金銭的な負担は大きくなります。ペット保険への加入や貯蓄など、ペットのためのマネープランが大切になります。

フードやおやつに関しては、犬・猫ともに増加傾向があり、健康を意識する飼い主が増えていることがうかがえます。また、犬特有の項目ですが、ドッグランなど遊べる施設の項目が大幅に増加しています。こちらも健康のために愛犬に運動させる飼い主が増えていると考えられます。

2017年にかける費用の見込みに関しては、「増加する見込み」が32.9%、「減少する見込み」が7.1%、「変わらない見込み」が40.2%となっています。やはり、増加する理由としては、「高齢化に伴い、フード、予防費、医療費がかかる可能性がある」「年齢的に病院にかかる回数が増えそう」などの理由が多く見られているそうです。一方で、年齢が若いペットの飼い主からは、「一緒に出かけることが多くシャンプー・トリミング・洋服の費用がかさむ見込み」「トリミングの回数を増やしたい」などの理由が多いようで、ペットとの暮らしを楽しみたいという意向がうかがえる結果となっています。

これから犬や猫を迎えたいと考えている人は、飼ったあとの飼育費用もきちんとシミュレーションしておきましょう。「経済的に厳しくなって……」というような飼い主の無責任な理由で捨てたり、行政に引き取ってもらうのは許されない行為ですから。

ペットにかける年間支出調査(2016年)
【調査方法】
アニコム損保のペット保険「どうぶつ健保」の契約者に対し、2016年1月1日~12月31日の1年間にペット1頭へ支出した費用について、インターネット上でアンケートを実施。
【実施期間】
2016年分調査:2017年3月2日~3月7日(有効回答数3,704)
2015年分調査:2016年2月15日~2月22日(有効回答数3,976)
URL:http://www.anicom-sompo.co.jp/news/2016/news_0170322.html

[編集部]