―「大きな紳士」メインクーンの楽園を訪ねて―
千葉県・八千代市の緑豊かな住宅街にある「キャッテリーアマングループ」。ここは、世界一大きな猫としてギネスブックにも載っているメインクーンを繁殖している、プロフェッショナルなキャッテリーです。猫たちが暮らすのは、阪根ブリーダーの自宅である2つの部屋を解放したスペース。猫が暮らしやすいようにリフォームされた快適な部屋で、猫たちはのんびりと暮らしています。ワイルドな容姿からは想像ができないくらい穏やかで人懐っこい性格。このギャップには誰もが魅了されることでしょう。
健全な子猫を産出するために必要なこと
「親猫も子猫も健全であることを追求しながら繁殖をしています。何よりも健康であり、穏やかでメインクーンらしい気質を備える子猫を産出するよう努力しています。そのためには清潔で快適な飼育環境であること、十分な社会性を身に付けさせること、遺伝的疾患の排除に努めること、そして健康のために高品質なナチュラルフードを与えることが大切だと思っています」と阪根ブリーダー。
メインクーンは大型の猫種で、約3年をかけて成猫になります。そのため与えるフードによって、骨格や筋肉の成長の違いが顕著に表れるそうです。高品質なフードを食べている猫は、強固な骨格や筋肉をもつ重量感のあるメインクーンに育つと実感しているそうです。
阪根ブリーダーがキャットフードに望むことは、大型の猫種であるメインクーンの成長を十分に補える良質の生肉を使用していること。被毛の艶や皮膚に考慮し、アレルギーになりやすい原材料や科学的な添加物が排除されていること。また、エネルギー濃度が高く、消化吸収がよいことなどだそうです。
「猫は犬とは違ってフードの選り好みが激しいので、まずは喜んで食べてくれるかどうかが大切ですね。しかし、良質なフードほど嗜好性を高めるような香り付けをしていないので、そこが難しいところです。それをクリアできるのは、やはり使用する素材と製法で、猫が好むおいしさを保つことができるフードでしょうね」と阪根ブリーダー。
そこで、今回はキャッテリーアマングループの10頭の猫たちに2カ月間ブルーバッファローのフードを試してもらうことになりました。
ブルーバッファローの創業者の考え方に共感
キャッテリーアマングループの猫たちはこれまでもプレミアムフードを食べていました。しかしながら、今回、ブルーバッファローのフードを試食しようと決めたのは、どういう理由からなのでしょうか。実は阪根ブリーダーは、以前からペットとして飼っているウイペットにブルーバッファローのドッグフードを与えていました。元気に成長をしていることから、良いフードであると感じていたのです。パンフレットに書かれていた「愛犬ブルーのエピソード」に共感し、フードに配合された「ライフソースTMビッツ」という独自に開発した粒に興味を持ったからだそうです。
[愛犬ブルーのエピソード]
ブルーバッファロー社(本社:米国コネチカット州)は、同社のオーナービショップ家の愛犬「ブルー」が、がんをわずらったことを契機に、その創業の歴史をスタートします。「ブルー」の病気を境に、彼の家族はペットの健康に興味を持つようになり、犬・猫の体の酸化に考慮したペットフードをつくることができないかと考えました。そこで彼らは米国の優秀な獣医師や動物栄養士を集め、高品質の動物性タンパク質を主原料にしたペットフード開発プロジェクトに着手。
愛犬「ブルー」の功績に敬意を表し、新しく開発されたペットフード群を「BLUE(ブルー)」と命名しました。
「じつは数年前にメインクーンの2歳の女の子をがんで亡くしました。そのときに思ったのが、病気に対して免疫力を上げるフードが開発されないのだろうか、ということでした。ですから、同じ経験をしたビショップ家の開発したフードなら、十分にそれをカバーできると思ったのです」と阪根ブリーダー。大切な家族の一員だからこそ幸せで健康に長生きしてほしい。その思いに共感したのでした。
また、このフードは2種類の粒が配合されたとてもユニークなペットフードです。高品質の生肉を使用したおいしくて栄養価の高いベースキブル(粒)に加えて、独自に開発したライフソースTMビッツ(色の濃い粒)が配合されています。米国の獣医師や動物栄養士が選んだ抗酸化栄養素・ビタミン・ミネラルを豊富に含むライフソースTMビッツは、ほうれん草・カボチャ・クランベリー・ブルーベリー・ザクロ・ブラックベリー・リンゴの7種類の野菜や果物を使用しています。
そして、加熱によってそれらに含まれる栄養価の損失をできるだけ防ぐ「コールドプロセス」製法でつくられています。阪根ブリーダーが興味を持ったのは、その粒に下記のサポートがあると書かれていたからです。
【ライフソースTMビッツのサポート】
•犬・猫本来の免疫力の維持•成長段階に応じた必須栄養素の供給
•食事から犬や猫の健康をサポートする健康的な酸化バランスを維持
「多くのプレミアムフードの成分表をみると、ビタミンC、ビタミンEなどの抗酸化成分が表記されています。抗酸化成分は、生物の老化や病気の原因にもなる「酸化」を抑制することが知られています。ブルーバッファローのライフソースTMビッツには、ビタミンC、ビタミンEに加え、カロテノイドやポリフェノールなど複数の抗酸化栄養素が入っています。このように多様な抗酸化物質を摂取することで、それらが体内で共同で働くことで本来生物に備わっている免疫力を健康な状態に維持していくことを支援するのです。また、ワクチン接種後の抗体レベルを上げる役割が期待できるとも聞いたので」と阪根ブリーダー。
今回、成猫6頭が試食したのは「BLUEライフプロテクション・フォーミュラ 成猫用室内飼い-お腹ケアサポート チキン&玄米レシピ」です。下記のような成猫期の栄養欲求に配慮したキャットフードです。
【BLUEライフプロテクション・フォーミュラ 成猫用室内飼い-お腹ケアサポート チキン&玄米レシピの特徴】
・お腹の健康維持に優しいレシピ
消化性に優れた良質の原材料を使用し、フラクトオリゴ糖を配合することにより、栄養素の健康な消化・吸収に配慮。愛猫の健康な便通をサポートします。
・健康な皮膚と被毛の維持
バランスよく配合されたオメガ-3脂肪酸とオメガ-6脂肪酸が、健康的な皮膚と美しい被毛の維持をサポートします。
・愛猫本来の免疫力を維持
バランスよく配合されたビタミン、キレートミネラル、抗酸化栄養素が、成猫期の猫本来の免疫力維持をサポートします。
・理想的な体重を維持
タンパク質と脂肪のカロリーバランスに配慮することにより、理想的で健康な体重の維持をサポートします。
・健康な筋肉を維持
骨抜き鶏肉に含まれる高品質なタンパクやチキンミ―ル、ニシンミールが健康な筋肉の維持をサポートします。
・心臓と目の健康維持をサポート
猫の健康維持に大切な必須アミノ酸「タウリン」を配合することにより、心臓と目の健康維持に配慮しています。
そして、子猫4頭が試食したのは、「BLUEライフプロテクション・フォーミュラ 子猫用チキン&玄米レシピ」です。子猫の健やかな成長に配慮し、必要な栄養素を配合したキャットフードです。
【BLUEライフプロテクション・フォーミュラ 子猫用チキン&玄米レシピの特徴】
・健康的な脳と目の発育をサポート
母猫のミルクに含まれる脂肪酸のDHAとARAを配合。コリンとともに、子猫の学習能力の発達と目の発育を助けます。
・子猫本来の免疫力を維持
バランスよく配合されたビタミン、キレートミネラル、抗酸化栄養素が、子犬本来の免疫力維持をサポートします。
・健康な筋肉の成長をサポート
骨抜き鶏肉に含まれる高品質なタンパク質やチキンミール、卵が子猫の健康な筋肉の成長を助けます。
・心臓と目の健康維持をサポート
猫の健康維持に大切な必須アミノ酸「タウリン」を配合することにより、子猫の心臓と目の健康な発育に配慮しています。
・成長と遊びのエネルギー源
バランスよく配合されたタンパク質と炭水化物は子猫の健康な成長をサポートし、元気に遊びまわる子猫のエネルギー源となります。
・健康な皮膚と被毛の維持
バランスよく配合されたオメガ-3脂肪酸とオメガ-6脂肪酸が、健康的な皮膚と美しい被毛の維持をサポートします。
キャッテリーアマングループでは、これまでのフードに新しいフードを混ぜながら徐々に変えていくそうです。一週間後にはすべて新しいフードにします。それは、急に変えることによる下痢等の体調不良を避けるためです。今回も1週間かけてゆっくりと移行していきました。
ライフソースTMビッツのサポートを実感
「わが家のメインクーンにはこれまで2種類のフードを混ぜて与えていましたが、気にいったフードのほうから選んで食べるという行動が見られました。ブルーバッファローも2種類の粒が配合されたフードなので、どちらかを先に食べてしまうのではと心配しましたが、結果的にはどちらも均等に美味しく食べていました」と阪根ブリーダー。
これまで食べていたフードからの移行期間も含め、約2カ月間の試食。キャッテリーアマングループの猫たちの様子などを項目別に聞いてみました。
【食べ付き】
嗜好性がよく、1日かけてゆっくり完食する。
【皮膚・被毛】
アレルギーを含め皮膚の状態などまったく問題なし。被毛は艶が出てきたように感じる。
【便の調子】
子猫4頭・成猫6頭問題なし。気になる便のニオイもなし。下痢することもなく、きちんした色とカタチのある便をしている。以前より、便の量が少ない。
【体臭・口臭】
気になるニオイはなし。
【その他の体調】
子猫4頭・成猫6頭は体調を崩すことなく健やかに過ごす。風邪などの心配がまったくなかった。
「2カ月間という短い期間でしたが、ちょうどよい時期にモニターができました。季節の変わり目には風邪など体調を崩しやすいのですが、この秋から冬にかけて、10頭が何の問題もなく健やかに過ごせたことに驚いています。温度や湿度の管理など飼育環境も影響するので、フードを変えたからと断言することはできませんが、フードのサポートも十分にあったと感じています。フードの選り好みが激しいと言われる猫ですが、わが家の猫たちは毎日適量を完食していました。そんな猫たちの姿から、おいしさを求める猫を満足させるフードだと思いました。それはBLUE品質という原材料へのこだわりがあるからだと感じています。これからも続けて食べてもらおうと思います」と阪根ブリーダー。
短期間のモニターでしたが、高評価をいただきました。プロフェッショナルなブリーダーが猫の健康維持に配慮した優れた製品と感じたブルーバッファローのキャットフード。「大切な家族の一員だからこそ幸せで健康に長生きして欲しい」というビショップ家の思いが届いたようです。
【ブルーバッファローの品質】
•自然素材にこだわり、第一原材料には鶏肉、ラム肉の生肉を豊富に使用しています。•鶏や家禽の副産物ミールは使用していません。
•コーン、小麦、大豆のようなある種の穀類は使用していません。
•ブルーの製品は、合成の酸化防止剤を使用せず、自然派の酸化防止剤 (混合トコフェロール)のみを使用しています。
阪根ブリーダーは、ブリーダー仲間や、新しくオーナーになった方にも、キャッテリーで使用しているのと同じブルーバッファローのキャットフードを紹介しているとのことで、その輪はどんどん広がっているようです。
ブリーダーからブリーダーへ
Case:Cattery Cat Vacation 横田 洋子ブリーダー
キャッテリーアマングループから子猫を譲っていただく際に、ブルーバッファローのフードを紹介してもらいました。わが家の猫たちにも与えてみたところ、鼻炎の症状が改善されたり、風邪の回復が早かったり、口腔腫瘍(良性)が小さくなってきたりと嬉しい変化を感じました。我が家も、このままブルーバッファローのフードに切り替えていこうと思います。
ブリーダーからペットペアレンツへ
Case:“家電おじさん”こと 藤山 哲人氏
キャッテリーアマングループから猫を譲ってもらう際に、食べていたフードがブルーバッファローでした。ただ、はじめは買ってあった別のフードを与えていました。しかし、うんちのニオイが強烈に感じたので、阪根さんに相談し、結局ブルーバッファローに戻りました。キャットフードはその種類も膨大なので、初心者が「コレ!」と決め打ちしてキャットフードを選ぶのは不可能と言って過言ではありません。情報網が広くいろいろな種類を試しているブリーダーさんのアドバイスに従うのが、最短距離でベストな選択と実感しました!
(取材協力/ブルーバッファロー)