イタグレの優良ブリーダーが自然派プレミアムフード「BLUE(ブルー)」を試してみた【連載第2回】

[2017/10/23 6:01 am | 編集部]

―「優美で気品あふれる犬」イタリアングレイハウンドの里を訪ねて―

千葉県・船橋市にある「IG Ippuku Kennel(アイジーイップク犬舎)」。ここはイタリアングレイハウンドを繁殖しているプロフェッショナルな犬舎です。成犬4頭が暮らすのは、萩原ブリーダーの自宅である10畳程度の2つの洋室です。犬たちが快適に暮らせるようにと、さまざまな工夫がされた空間で、ケージやクレートは使わず、犬たちはのびのびと暮らしています。ストレスフリーで過ごしている犬たちはとても人懐っこく、愛情たっぷりに育てられていることがうかがえます。大きな目をした愛らしい顔立ちには、一目で魅了されることでしょう。

良いドッグフードであることのバロメーターは

「成犬も子犬も病気がなく健全であることが重要と考えています。一般的には犬の年齢に合わせて子犬用、成犬用、シニア用などドッグフードを変えていくと思います。イタリアングレイハウンドの場合は、運動量が多い活動犬なので、非常にカロリーを消費します。健全を保つためには犬の年齢だけではなく、体重や体調をしっかりと観察しながら、個体に合わせたドッグフードを与えることが大切です」と萩原ブリーダー。成長しても子犬用のドッグフードを与えることもあるそうです。

体重や体調を注視して状態にあったフードを与えることが大切なのだそうです

「日本で販売されているドッグフードは安全性が高いので、ある程度のレベルであれば問題はないと考えています。新しいドッグフードに変えたからといって短期間に劇的に変化することはありませんし、逆にそんな変化があるドッグフードのほうが危ないと考えています」。もともと、萩原ブリーダーはつねに犬の体調を注視しているので、IG Ippuku Kennelの犬たちの状態は良好です。なので新しいフードに変えても大きな変化もなく良い状態が維持されます。それこそが良いドッグフードかどうかを判断するバロメーターだと言います。

そこで、今回はIG Ippuku Kennel(アイジーイップク犬舎)の4頭の犬たちに約2カ月間ブルーバッファローのドッグフード「BLUE」を試してもらいました。

ブルーバッファローのドッグフードを試食した理由

現在まで、IG Ippuku Kennelの4頭の犬たちは高品質のドッグフードを食べてきました。特に大きな問題もなく、健康に過ごしてきました。しかしながら、そのうちの1頭がつねに皮膚を痒がるため、何かの食材に反応するアレルギーではないかと考え、原因究明も含めて、さまざまなドッグフードを試してきました(モニター後、じゃがいも類がアレルゲンと判明)。

今回、ブルーバッファローのドッグフードを試してみようと考えたのは、知人の勧めもありましたが、パンフレットにある<お客様へのお約束>にある2つの点が希望と合致したからです。第1原材料に生の肉を豊富に使用していること、アレルギーになりやすいコーンや小麦・大豆などの原材料を使用していないことです。

【お客様へのお約束】

•自然素材にこだわり、第一原材料には鶏肉、ラム肉などの生の肉を豊富に使用しています。
•鶏や家禽の副産物ミール(※)は使用していません。
•コーン、小麦、大豆のようなある種の穀類は使用していません。
•ブルーの製品は、合成の酸化防止剤を使用せず、自然派の酸化防止剤 (混合トコフェロール、ローズマリー抽出物)のみを使用しています。
※鶏や家畜の副産物(首・脚・消化管)を含む原材料は使用しておりません。

また、最新の設備を備えた米国ハートランド工場にも注目しました。その理由は、2007年にアメリカで起こった事件がきっかけです。中国産原料を用いたペットフードにメラミンが混入し、これによって4千匹以上の犬・猫が死亡するという悲しいニュースでした。このことから、原産国だけでなく、使用される原材料にも確認が必要なんだと思ったそうです。ブルーバッファローには、このようなことが起こりえないしっかりとした「フードセーフティー・ディフェンスシステム」があるのです。品質を守るため、製造工場における安全基準と配慮は、社会意識の高さを感じました。

・製造ライン
汚染物混入回避のため、加工・製造エリアの明確なすみ分け
・製造ラインの自動化
人的ミスの回避と、安定した品質の製品生産
・機器清掃
製造機器稼働毎の、高温による機械の清掃
・空調管理
汚染空気の流入への配慮(負圧対応)
・ゾーニング
ロッカー、社員、制服、工具の管理場所をゾーニング化(負圧対応)
※ゾーニングとは建築計画などにおいて、地域や建築物を用途・機能ごとに区分けし、相互の関係を考慮して位置関係を決めることです。
・出荷前の検証
工場出荷前の病原菌汚染に対する検査

今回、成犬4頭が試食したのは「BLUEライフプロテクション・フォーミュラ 成犬用・(超)小型犬 チキン&玄米レシピ」です。IG Ippuku Kennelのイタリアングレイハウンドのような小型犬には、少量で高い栄養素をバランス良く摂取できるフードを与える必要があります。特にこの犬種は吐き戻しが多いため、その点は重要な要素になります。タンパク質と炭水化物を増量し、バランスよく配合することで対応しています。下記のような成犬期の小型犬の栄養欲求に配慮したドッグフードです。

【BLUEライフプロテクション・フォーミュラ 成犬用・(超)小型犬 チキン&玄米レシピの特徴】

・健康な筋肉の維持を助ける
骨抜き鶏肉やチキンミールなどの高品質なタンパク質源が、健康な筋肉の維持をサポートします。
・関節の健康維持をサポート
グルコサミンが超小型犬・小型犬の健康的な関節の維持を助けます。
・高エネルギー要求に配慮
高いエネルギー量を必要とする超小型犬・小型犬のために、タンパク質と炭水化物をバランスよく配合しています
・皮膚や被毛の健康維持に配慮
バランスよく配合されたオメガ-3脂肪酸とオメガ-6脂肪酸が、健康的な皮膚と美しい被毛の維持をサポートします。
・歯の健康維持をサポート
超小型犬・小型犬の小さなアゴに配慮した小粒のフード粒をよく噛むことで、歯垢・歯石の蓄積を抑えるサポートをします。
・本来の免疫力維持をサポート
バランスよく配合されたビタミン、キレートミネラル、抗酸化栄養素が、成犬期の愛犬本来の免疫力維持をサポートします

また、このドッグフードは2種類の粒が配合されたとてもユニークなドッグフードです。前回の記事でも詳細をご紹介しましたが、独自に開発した「ライフソース™ビッツ」には、米国の獣医師と動物栄養士が選んだ抗酸化栄養素・ビタミン・ミネラルが豊富に含まれていて、加熱による栄養価の損失を防ぐ「コールドプロセス」製法を用いたライフ™ソースビッツの原材料は、以下をサポートします。萩原ブリーダーもほかのフードにない、この部分にも注目しました。

【ライフソースビッツのサポート】

•犬猫本来の免疫力の維持
•成長段階に応じた必須栄養素の供給
•食事から犬や猫の健康をサポートする健康的な酸化バランスを維持

一般的に新しいドッグフードに移行するときには、1週間から2週間くらいかけて、混ぜながら徐々に新しいフードを増やしていく方法が望ましいと言われています。それは、急に変えると便がゆるくなり、ひどい場合は下痢が続いて体調を崩してしまうことがあるからです。IG Ippuku Kennelでも、はじめは混ぜながらスタートしました。数日で全てブルーバッファローのドッグフードにチェンジしましたが、それまでと変わりなくお腹の調子は良好のままでした。

「継続して使いたい」と実感

「イタリアングレイハウンドの成犬の体重は4~5㎏ぐらいです。1日の給餌量は計量カップで1カップ程度。それを朝晩2回に分けて与えています。もちろん、ブルーバッファローのドッグフードの袋には体重に合わせた給餌量が書かれていますが、この犬種はとにかく吐き戻しが多いので、以前のドッグフードと同じ量からモニターをスタートしました。その後は、体調を見ながら調節していきました」と萩原ブリーダー。

イタリアングレイハウンドはお腹が一杯でも吐くし、お腹が空きすぎても吐いてしまうそうです。ですから、規定の給餌量を与えてもその分をきちんと食べていることが少ないため、体重や体調を見ながら管理をしていくことが大切なのです。

約2カ月間のモニター。IG Ippuku Kennelの犬たちの様子などを項目別に聞いてみました。

【食べ付き】
多頭飼育なので競争して食べることも要因だと思うが、毎食完食。喜んで食べる。
【皮膚・被毛】
アレルギーを含め皮膚の状態等まったく問題なし。被毛も良好。
【便の調子】
いつもより短い期間で移行したが、便の調子は良好で問題なし。
【体臭・口臭】
イタリアングレイハウンドはもともと体臭等が少ない犬種ですが、気になるニオイはなし。
【その他の体調】
これまでどおり良好を維持。元気に健全な毎日を過ごす。

「2カ月間モニターをしてみましたが、犬たちは変わらず良好な状態なので、安心して与えられる良いドッグフードであると思いました。もし、この短期間に何かが劇的に変化したら、逆に何か良くないものが入っているのではないかと疑ってしまいます。問題が起こらないのは当然ですが、大きな変化もなく健康が維持できること、これこそが良いドッグフードである証だと思います」

「何より犬たちもおいしく食べています。イタリアングレイハウンドには、このドッグフードの大きさや厚みがちょうど良いです。2種類の粒の形状もバラエティに富んでいて、犬たちもその食感や味を楽しんでいるのではと思います。また、どの粒もベタベタした触感はなく、嗜好性を高めるような余計な油脂は使われていないと思いました」と萩原ブリーダー。

また、ブルーバッファロー「ライフプロテクション・フォーミュラ 成犬用・(超)小型犬 チキン&玄米レシピ」のブリーダー専用のパッケージは6.8㎏で、とても扱いやすい容量とのこと。酸化の心配もなく使い切れるのだそうです。そして、パッケージデザイン(カラーリング)の良さも気に入ったようです。隠すことなくそのまま出して置いてもオシャレで、見学にきた人やオーナーさんにも言われるそうです。

IG Ippuku Kennelのイタリアングレイハウンドとプロフェッショナルな萩原ブリーダーが「継続して使いたい」と実感したブルーバッファローのドッグフード。どうやら、間違いのないドッグフードのようです。

(取材協力/ブルーバッファロー)

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