歯ブラシの製造を行う多葉刷子工業は、ペット用歯ブラシでは日本初となる天然毛を使った「MIGAKENDE(ミガケンデ)」を発売しました。
ミガケンデは獣医師と共同開発されました。とよなが動物病院の豊永 眞弥院長によると、一般的に動物の歯垢は3日で歯石となり、歯周病になると口臭だけでなく内臓疾患にもつながり、心臓や肺に影響がおよぶと寿命にも関わる危険性も出るとのこと。さらには、スキンシップによって人への細菌感染のリスクも高まるそうです。
こうした危険性を回避するためには、日ごろの歯磨きが重要だといいます。まずは、歯磨きに慣れてもらうこと。そのためには、ブラシは犬が痛がらないよう可能な限り柔らかく、先端も怖がらないようにできるだけ小さくすることが重要です。
ブラシは、人間用でも使われている豚の毛よりも、もっと柔らかいものということで、高級な化粧筆にも使われている極細のヤギの毛を植毛しています。
従来のナイロン製ブラシとは違い、柔らかく歯茎に当たっても痛くないので嫌がりません。さらに、細い天然毛のブラシは歯周ポケットに入りやすいので歯垢をかき出しやすく、歯茎にも優しいので犬にストレスを与えにくくなっています。
商品名の「ミガケンデ」は地元の大阪にちなんでいます。大阪・八尾市は、歯ブラシシェア全国70%を誇る一大産地です。その八尾で創業70年の歴史と加工技術を持つ工場で、職人により一つひとつ丁寧に植毛されています。まずは、トイプードルやチワワなど小型犬用のみとなりますが、今後は中型・大型犬用も計画しているとのこと。愛犬の歯磨きに悩んでいる人は、ぜひ試してみてはいかがでしょうか。
「MIGAKENDE(ミガケンデ)」
素材:ブラシ部 天然毛(ヤギ、馬)、柄 ポリプロピレン
サイズ:本体 縦150mm×横14mm、ヘッド部分 16mm
種類:ヤギ毛、ヤギ毛と馬毛、馬毛
定価:1280円(税別)
生産国:日本
URL:http://migakende.com/