太鼓判ブリーダー日記Vol.127

最近 “ロードキル” が増えている

[2022/11/08 6:01 am | Cattery Amangroup/阪根美果]

ロードキルとは、クルマで動物に衝突してしまったり、轢いてしまったりすることで動物を死なせてしまうことをいいます。山間部など野生動物が飛び出しやすい地域では、標識を設けてドライバーに注意を促していますが、年間で数多くのロードキルが発生しているそうです。

私が住む地域でもクルマを走らせていると、道路上に野生動物が死んでいるのをよく見かけます。タヌキやイタチが多いのですが、先日は雌シカが道路に横たわって死んでいました。誰かが連絡をしたのか、ちょうど死骸を回収する作業員が来ていました。なんともいえない気持ちになりました。

この辺りは外灯が少なく、夜はクルマのヘッドライトが頼りです。クルマを走らせていると、ときどき野生動物が道路を横切ります。大きな雄シカが私のクルマの前を横切ったこともあります。もともと野生動物が住んでいた山を切り開いて道路をつくっているので、野生動物にしてみれば本当に迷惑な話です。

私は夜に運転するときはスピードを落とし、対向車に注意してハイビームで走るようにしています。しかし、夜間は交通量も少なく信号も少ないので、100キロ近いスピードで走っている車を見かけます。動物の命だけでなく、クルマのほうも危険だなぁと思います。

寒くなってきて山などに食べるものが少なくなってきたのか、最近はロードキルを見かけることが多くなりました。場所によっては山と道路の間にフェンスを張り巡らして、野生動物が道路に出ないようにしていますが、大半はありません。ドライバーのみなさんには「野生動物が出てくるかもしれないので注意して走ってください」と声を大にして言いたいです。

野生動物には何の罪もありませんから。

[Cattery Amangroup/阪根美果]