コロナ禍でペットブームが起こり、同時に除菌ブームも起こりました。感染症対策で会社や店頭などにはアルコールが設置され、自宅でも手洗いに加えてアルコール消毒で感染症を予防してきました。さらに、家で過ごす時間が増えたことにより室内の空気環境にも気を使う風潮が高まり、空気清浄機が空前の売上を記録したようです。
ペットと暮らしていると、ハウスダストやウイルス対策だけでなくニオイ対策も必要となります。ずっと家にいると鼻が慣れてしまいますが、外出から戻ると特有のニオイが気になるという飼い主さんも多いと思います。室内の空気環境を衛生に保つには、“守り”と“攻め”両方が必要であることから、ペットのプロは、空気清浄機に加えて除菌消臭器を活用していることを紹介しました。
そのなかで注目を集めているのが「オゾン」を使った除菌消臭器です。家電情報サイト・家電 Watchで、家電のプロとして活躍されている藤山 哲人さんが、オゾンの有効性や安全性を詳しく説明しています。
・除菌消臭器に使われる「オゾン」は安全? 日本オゾン協会にきいてみた
オゾンの除菌消臭効果は高く、上下水道の処理にはじまり、スイミングプールや水族館、野菜の洗浄や食品工場、救急車の除菌・消臭にも活用されています。しかし、オゾンは使い方を誤ると危険であることは確かです。実際に「オゾンは怖い」というイメージを持たれている人もいらっしゃいます。
そのような状況下で、特定非営利活動法人日本オゾン協会が取り組み始めたのが、オゾンの安心・安全を担保する「オゾン発生装置の認定制度」です。
この制度は、協会と研究者、民間企業が協力して個々の製品の安全性を検証し、安全と認められた製品のみに「小型オゾン発生装置認定」のマークを付与するものです。さらに、製品を製造もしくは販売する企業自体も、安全性を担保できるよう「オゾン安全管理士」の資格を取得する必要があります。メーカーは必ずオゾン安全管理士を常駐させ、迅速に対応できる体制を整えていなければならないのです。
このところ「オゾン」を使った除菌消臭器がいろいろなメーカーから発売され出し、どれを選んだらよいのか迷っている人も多いでしょう。どこも同じような除菌消臭効果や新型コロナウイルスへの有効性を謳っています。そんなときに、決め手となるのが「小型オゾン発生装置認定マーク」の有無です。
オゾン発生器(オゾン除菌脱臭器)を購入する際には、必ず店頭やメーカーホームページで、製品に「小型オゾン発生装置認定マーク」がついているかを確認しましょう。そうすることで、安全・安心のおけるオゾン発生器が購入でき、購入後にも信頼できるサポートが受けられるのです。
なお、認定を受けている機種と企業名は、オゾン協会のサイトで公表されています。購入の際にはぜひ確認することをオススメします。