藤山哲人の愛犬生活プラスワン Vol.4

自宅ではベッドとしても使える便利なドライブボックス

[2015/12/11 6:00 am | 藤山哲人]

ワンちゃんをクルマに乗せるときみなさんはどうしているでしょう? 後部座席にそのまんま? キャリーケースにハウスさせて? 足元のスペースにカバンなど置いて段差をなくして? うちの場合はペットシーツが敷けるちょうどいい大きさのamazonの空箱に定吉を突っ込んで、ちょっと離れた動物病院に行ってました(笑)

でも病院の駐車場でほかのワンちゃんが使っていたのが、このグッズ。

オーエフティーの「ブースターボックス/スタンダード/L」

ちょうど買い物のバスケットのようになっているボックスにベルトが2本ついて、シートに固定できるようになっている。固定は簡単で、まずショルダーのヒモになっているところをクルマのヘッドレストに引っかける。次に横から出ているヒモをシートの背中側に回しこんで、反対側でパチン! とロック。

次に横から出ているヒモでキャリーをシッカリ固定。ヒモをシートの背に回す
そして、反対側でパチン! とロックすればOK。あとは長さを調整してしっかりロック

ショルダーのヒモの長さは、シートの高さに合わせて調整できるので、窓から景色が見える高さにしてあげるといいだろう。あまりヒモを下げてしまうと、ボックスから出てしまうので、飛び降りるのはためらう程度に高く、かつ外がよく見えるぐらいの高さに調整するのがいいようだ。

横のヒモは、ボックスの固定用だ。よほど高級車のでかいシートでない限り、ヒモの長さを調整してシッカリ固定できるはずだ。またボックスの中には、別のヒモがついているが、リードを引っかけてワンちゃんがボックスから飛び出さないようにするもの。元気なワンちゃんは、窓を開けたときなどに安全のためリードを固定するといいだろう。

ボックス内のヒモはリードにつけて転落防止用に使える。元気なワンちゃんじゃなければ、あまり使わないかも?

試しに定吉を連れて、近所のホームセンターまでドライブしてみた。いつもは家族に同乗してもらって、落ち着かない定吉を抱っこしてなきゃならない。でも、このドライブボックスに入っていると、眺めが最高のようで、スッポリとボックスの中に納まって、あたりをキョロキョロ見回していた。シッポを千切れるほど振っていたので、相当気に入ったらしい(笑)

今まで使っていたamazonの空箱とは大違いで見晴らしがよく大興奮の定吉くん

ドライブ中の加速やブレーキ、右左折でもボックスは安定して固定されており、定吉も倒れそうになるとお座りしてボックス内に収まっていた。

生地はジーンズのような分厚い素材でできていて頑丈。フレームは直径5mmほどの鉄パイプになっているものの、ワンちゃんの体重は十分に支えられる。噛み癖のある子でも鉄なら問題ないはず。また、床には木の合板が貼られているので、ワンちゃんの座り心地もよさそうだった。

なお、このドライブボックスは冬仕様(?)の取り外しが可能なボアがついているので、ボックスに敷いてあげると暖かいらしい。マジックテープで取り外しできるので、粗相をしちゃったときはすぐに洗ってあげられる。ちなみににこのボア、定吉くんの普段使っているベッドと同じ素材なので、すごく安心していた点も見逃せない。

ちょっと便利なのは、ボックスの横にチャック式のポケットが備わっている点。オヤツやペットシーツ、ウンチを取る袋など移動するときは、何かと小物が増えるので、これは便利だ。

大型のサイドポケットがあるので、ペットの保険証やらオヤツ、診察券などお散歩セットを入れておくのに便利

さて、目的地に到着したら、普通はボックスやケージから出してあげるところだが、これはショルダーのヒモがついているので、ヘッドレストから紐を外して、そのままショルダーキャリーとして使える。

コレ、何が便利って、特に動物病院へ行くのに最高! ワンちゃんは意外と賢く、動物病院の駐車場に到着すると、石になって病院に向かうのを拒む。注射されたりすることをわかっているのだ。でも、そんなときはこのキャリーが大活躍! なだめすかして、動物病院の玄関まで向かわなくても、キャリーに乗せたまま連れて行けるのだ。

クルマから取り外してショルダーのペットキャリーにもなって便利。ボアで定吉も暖かそう

サイズはLとXLがあり、写真はLサイズ。マルチーズやトイプードル、ミニチュアダックスフンドやパグなどは、8kgまで耐えられるLサイズでいいようだ。もう少し大きいワンちゃんは、11kgまで耐えられるXLサイズ。中型~大型犬には対応していない。

くはっ! 保護色でどこまでが定吉本体だかわからない! でも、なんか超お気に入りで、いつもこの中にいる。最近寒いからかな?

ちなみに、しばらく使っていたのだが、家のベッドとしても十分に使える。ボックスのフチは折り畳んで低くできるので、ワンちゃんのベッドそのものになるのだ。クルマや病院が苦手なワンちゃんは、ふだんから家使いのベッドにしておくと、「このキャリーに乗せられた=クルマ(病院)」と関連づけしなくなるから、いい子でクルマに乗ってくれるはずだ。またクルマに慣らすいいグッズになるだろう。

商品名:ブースターボックス/スタンダード/Lサイズ
サイズ:(外寸)幅41×奥行36×高さ20cm、(内寸)幅36×奥行30×高さ17cm
重量:1.4kg
素材:ナイロン、ポリエステル、スチール
価格:8000円(税別)
URL:http://oftww.com/www/hanbai/bb-std-l/

[藤山哲人]