年末年始は愛犬の誤飲事故に注意しよう!

[2016/12/01 6:00 am | 編集部]

今年も残すところあとわずか。忙しい年末に突入しましたが、クリスマスやお正月などのイベントを愛犬と楽しむ人も多いでしょう。

そんな楽しいこの時期には、愛犬の誤飲事故も起こりやすいそうです。アニコム損保が、ペット保険「とうぶつ健保」の保険金請求データを基に、 犬の誤飲事故に関する調査を発表しています。

月別の誤飲事故による請求件数を調査したところ、12月~3月頃ごろまで多く発生する傾向にあるそうです。これは、クリスマスやお正月などで来客が増えること、バレンタインやホワイトデーなどのイベントが影響しているようです。犬の届くところに食べ物を置いてしまった、犬に不慣れな来客が食べ物を与えてしまったなど、日ごろの生活とのわずかな変化が誤飲事故につながっている可能性が考えられます。

アニコム損保「どうぶつ保険」の誤飲事故の請求件数
調査方法:2014年4月1日~2015年3月31日に契約を開始した犬 456,822頭の異物誤飲による請求を調査

また、12月はポインセチアやプレゼントのリボンなど、犬にとって危険なものが身近に増える季節。ポインセチアは、葉や茎を食べてしまうことで胃腸炎を引き起こします。リボンやひもなどは、遊んでいるうちに飲み込んでしまい、腸が避けてしまうなど危険な状態になる可能性もあります。楽しい季節に悲しい思いをしないためにも、十分に注意したいですね。

年齢別の発生件数では、0~1歳が多く、年齢が上昇するとともに低下。人間同様に幼齢器の犬は、好奇心旺盛で気になるものを口で咥えて確認しようとします。そして、「食べてはいけない」という学習経験や警戒心が未発達なため、そのまま飲み込んで誤飲事故につながる可能性が高くなります。子犬と暮らしている人は、日ごろから注意していると思いますが、子犬が初めて目にするものが多いこの時期は、とくに注意したいですね。

年齢別の発生件数

また、犬種別では「ボストン・テリア」「バーニーズ・マウンテン・ドッグ」の誤飲事故が多いそうです。いずれも十分な運動量が必要な犬種です。この時期は寒くて散歩時間が短くなりがちですが、暖かい格好でいつもと同じ散歩時間を確保したり、愛犬がストレスをためないように、屋内での遊びを上手に取り入れ、運動量を保つようにしましょう。

0歳の犬種別発症率

誤飲は飼い主の注意で防げます。日ごろから気をつけているとは思いますが、いつもとは少し違ったことをするときこそ注意が必要です。とくに愛犬と暮らし始めたばかりの人は、いつも以上に注意しながら過ごしましょう。アニコム損保の契約者が取り組んだ誤飲事故防止対策などを参考にして、楽しい年末年始を過ごしてください。

[編集部]