スタパ齋藤の猫がたり Vol.164

青梅市「猫町」で数々の猫作品を満喫。猫グッズ買い歩きも楽しそう

[2023/08/23 6:01 am | スタパ齋藤]

コロナ禍を挟んで変化してきた東京都・青梅市。猫をテーマとした町づくりで活性化を目指しているといいます。

前回と前々回では、JR青梅駅、そして昭和の雰囲気を残す裏路地こと「にゃにゃまがり」を歩いてみました。そして今回は猫をテーマとして変わりつつある青梅の町の風景を見ていきます。

その名も「猫町」。どんな風景が見られるでしょうか。

JR青梅駅の南口から出発。青梅駅は北側が山(青梅丘陵)なので、南口しかありません
南口からまっすぐ進み、旧青梅街道に出たら左(東)へと進みます。「映画看板の街並み」とありますが、現在はおもに猫の映画看板パロディアートなどが並んでいるとか
旧青梅街道に出るとさっそく昭和の映画看板が。原節子さんが描かれています
出ました、映画のパロディーアート。その作風から、作者はイラストレーター・画家・版画家の山口マオさんだと思われます。版画作品でしょうか
さらに猫看板。楽しげです
一見普通の商店街。自転車屋さんは昭和によくあった看板建築(店舗上部がお店の看板になっている建物)です
よく見ると、ここにも猫の映画看板パロディアートが
ちなみにこの通りを南にそれ、裏通りに向かってみると……
谷のような地形になっています。谷には多摩川が流れています。このあたりの多摩川は渓流〜清流で、水遊びや釣りをする人も多いです
通りに戻って進むと「昭和レトロ商品博物館」が。昭和に実在した多数の商品が展示されています。ここには映画看板絵師「板観さん」の映画看板も多数展示されています
しかし本日は休館日。コロナ禍で金土日祝だけの開館になったもよう。非常に興味深い昭和レトロ品が多数展示されていますので、開館日に訪れてみてください
昭和レトロ商品博物館の外壁にも猫の映画看板パロディアート。昭和レトロ商品博物館の横の駐車場から撮影しましたが、じつはここ、「青梅赤塚不二夫会館」があった場所です。駐車場になっていてちょっと寂しい
ほかにもこんなパロティー看板が。芸が細かい作品が多いので、じっくり見ていくことができます
町のあちこちに猫の映画看板パロディアートが並びます
視線をどこにやっても、猫関連のものが目に入ります。猫作品だらけの町!
あまり目につかない場所(駐車場の壁)ですが、こんなところにも大きな猫の映画看板パロディアートが展示されています
ここにも猫作品! 猫を使った商品パロディーアートですが、作風から墨絵作家の有田ひろみさんの作品だと思われます。ちなみにこの作品をプリントしたメガネ拭きが「Q工房」で販売されています
こちらにも猫作品
墨絵作家・有田ひろみさんとぬいぐるみ作家・ちゃぼさんの作品を常設した「昭和幻灯館」もあります。有田さんの墨絵をモデルに、ちゃぼさんがぬいぐるみを作るというスタイルです
旧青梅街道の「住江町(すみえちょう)」交差点までやってきました。JR青梅駅からこのあたりまでが猫町としてもっとも展示物が多いエリアです
交差点のすぐ横にある建物。黒猫の看板建築?
2019年3月に地元商店約80店舗が集まり「青梅猫町倶楽部」を結成したそうですが、その集会場かもしれません。青梅猫町倶楽部では「一店一猫」として店舗に猫関連の商品を置いているそうです。猫関連商品の買い歩きも楽しそうです!
この猫町にはカフェも豊富。以前から青梅にはカフェ/喫茶店が多かったのですが、猫町化してからさらにパワーアップしているように思います。さて、まだまだ猫町歩きは続き、猫神社に立ち寄ってみることにしますが、その様子はまた次回にて!
[スタパ齋藤]