【ペットのニオイ対策実態調査】犬・猫の飼い主23%が来客に指摘された経験あり

[2024/06/11 6:00 am | 編集部]

ペット保険「PS保険」を提供するペットメディカルサポートは、全国の20~69歳の犬や猫の飼い主856人にアンケートを実施し、「ペットの臭い対策」に関する実態を調査しました。

ペットを飼うと避けて通れないのが、「ペットのニオイ」に関する悩みです。犬や猫は体を洗う頻度が人間よりも少ないため、独特の体臭を発する場合があります。また、ペットが糞尿をしたあとすぐに処理しないと、部屋中に嫌なニオイが漂うこともあるでしょう。

そこで今回のアンケート調査では、犬や猫を飼っている人がペットのニオイに対してどのように感じ、どんな対策をしているかを調べました。

飼い主に「家に付くペットのニオイが気になったことはあるか」を聞いたところ、51%が「はい」と回答しています。「はい」と「いいえ」でほぼ半々ですが、ペットのニオイが気になる人のほうが若干多い結果となりました。

ペットを飼い始めたころは独特のニオイが気になったとしても、長く一緒に暮らすうちに飼い主自身は徐々に臭いに慣れていくかもしれません。しかし、自宅へ遊びに来た親族や友人が、家に付いたペットのニオイを気にする可能性はあるでしょう。

実際に飼い主の23%は、来客にペットのニオイを指摘されたことがあると回答しました。来客との関係性によっては、率直に「ペットのニオイが気になる」といわれてしまうケースがあるのかもしれません。

飼い主自身がペットのニオイを気にするだけでなく、来客にまで指摘されてしまうと、やはりニオイ対策は欠かせないでしょう。ペットのニオイが気になる飼い主のうち、79%が実際に対策をしていると回答しています。

ペットのニオイ対策を講じている飼い主を対象に、その具体的な方法を聞きました。その結果、もっとも多く挙がったのは、「消臭芳香剤や脱臭剤」(66%)でした。そのほか、「トイレシートを頻繁に交換」や「糞尿をすぐに片づける」「換気」「空気清浄機」にも回答が集まり、飼い主がさまざまな方法で対策を試みていることがわかります。

対策を行っていない飼い主からは、その理由として「効果が薄いから」という回答が多く挙がりました(44%)。

さまざまな方法があるものの、いずれもニオイを完全に消し去れるとは限らないため、対策自体に意味がないと感じる飼い主が多いのかもしれません。

今回のアンケート調査によると、ペットのニオイ対策にはあまり効果がないと感じる飼い主もいる一方で、多くの人が何らかの対策をしていることがわかりました。

一概にニオイ対策と言っても、方法はさまざまです。空気清浄機の設置や換気、トイレシートのこまめな交換など、負担にならない最適な方法を見つけるといいでしょう。

ただし、ペットの体臭や糞尿の臭いが特に気になる、いつもと様子が異なると感じる場合は、病気や体調不良のサインかもしれません。早めに動物病院に相談しましょう。

[編集部]