【番外編】

滋賀県立陶芸の森で開催された「信楽作家市」に行ってきました!

[2024/05/16 6:01 am | ペットジャーナリスト 阪根美果]

GWの5月2日~5日、滋賀県立陶芸の森で開催された「信楽作家市」。今年で18回目を迎えるというこのイベントは、4日間で約5万人が訪れるという県内屈指の人気を誇ります。

陶器・磁器を主に、木工、ガラス、皮革、服飾のジャンルに分けて全国に募り、その選りすぐりの作家が一同に会します。作家自らが展示即売を行っているため、作家のこだわりのものづくりをより身近に感じ、触れることができるのです。

今回は、過去最高という148人の作家が参加していると聞き、5月5日の最終日に行ってきました。この日は、約3万点の陶器が並ぶ「しがらき駅前陶器市」も開催されていたため、その周辺道路は大渋滞。普段はクルマだと自宅から15分程度で陶芸の森に到着するのですが、これがなかなか進まない……。

「満車」表示の駐車場も多く、駐車場を探す車がUターンしたりするので、余計に進まないのです。会場近くの臨時駐車場にクルマを停めるまでが大変でした。

駐車場からは、坂道を登って会場まで向かいます。この日の気温は27℃と汗ばむ陽気。新緑の5月とはいえ、日差しも強めでしたので、帽子をかぶったり、日傘をさしたりしている人を多く見かけました。

じつは、陶芸の森は愛犬を連れて入場ができるのですが、屋根付きのペットカートに乗って飼い主さんに押してもらっているわんちゃんがちらほら……。暑さのせいか、歩いているわんちゃんは多くは見かけませんでした。

会場に向かう途中には、満開の「ツツジ」や「コデマリ」が迎えてくれました。思わず足を止めて、花をバックに写真撮る人が大勢いました。陶芸の森には季節ごとに咲く花がいろいろと植えられていて、それを楽しみに来られる方も多いようです。

このイベントは入場無料です。小高い丘の上に、イベント本部が設置されていました。そこでは、「信楽作家市2024配置図」「ハガキ」「うちわ」を配布していました。その配置図を見ながら、さっそく作家さんの作品を見て回ることにしました。

まず向かったのは、私のお気に入りの地元信楽の「丸十製陶CONTENTS」。わが家では猫たちのフードボールとウォーターボウルに、青い陶器の器を使用しています。わが家は多頭飼育なので、この器の深さや大きさがちょうどよいのです。

先日、愛猫が棚から落ちて、この器をひとつ割ってしまったので、補充するのが目的です。陶器の器は衛生面でとても優れています。無事、お目当てのものが購入できてよかったです。

じつは、このイベントは愛猫家に超オススメなのです。普通の陶器ばかりが並んでいるのかと思ったら大間違い。なぜなら、猫にちなんだ作品が多数並んでいるのです。

作家さん自身が猫を飼っている方が多く、「愛猫が見せる仕草から作品のヒントを得ています。もうかわいくて」と嬉しそうに話してくれました。

どの作品もオシャレで愛らしい猫ばかり。それは、作家さんの愛猫への思いが込められているからなのかも。納得の出来栄えでした。

そして、会場を歩き回ってお腹がすいたり、のどが渇いたら、飲食エリアがおすすめです。今回は21店舗が軒を連ねていました。

近江牛の丼、土鍋カレー、淡路島手延べにゅうめん、イカ焼き、ローストビーフ丼などの食事の他、クレープ、窯焼きアップルパイ、たい焼き、でっちようかんなどのデザートも豊富。いくつか食べたら満腹です。

この他、作家のプロフェッショナルな技術を見たり、体験したりするワークショップストリートや「手ひねり体験」もあり、1日楽しめるイベントです。新しい器、新しい作品との出会いは、心豊かな生活の始まりとも言えます。

器好きの方だけでなく、みんなが楽しめる「信楽作家市」。ぜひ遊びにいらしてください!

「滋賀県立陶芸の森」
【所在地】滋賀県甲賀市信楽町勅旨2188-7
【休園日】毎週月曜日 ※月曜日が祝日および振替休日の場合はその翌日
【入場料】無料 ※陶芸館(美術館)のみ有料
【駐車場】無料 / 普通車約250台
【URL】https://www.sccp.jp/

[ペットジャーナリスト 阪根美果]