新年あけましておめでとうございます

[2018/01/01 6:00 am | 編集長 国久豊史]

新年あけましておめでとうございます。

2018年は戌年ですね。この「戌」というのは、十二支の11番目にくるものです。干支では、「戊戌(つちのえいぬ)」といいます。

では「戊戌」はどんな年なのでしょうか。

「干」も「支」も、それぞれに木・火・土・金・水と5種の基本要素をあてています。「戊」と「戌」はともに「土」です。「土」は、植物の芽が地中から発芽する様子から、万物を育成・保護する性質を表す「季節の変わり目」を象徴しています。そして、同じ要素=気が重なることを「比和(わひ)」といい、「その気は盛んになる。その結果がよい場合にはますますよく、悪い場合にはますます悪くなる」とされています。

陽明学者・思想家の安岡正篤によると、「戊」と「戌」はふたつとも「茂」がもとになっているそうです。「樹木が茂ると風通しや日当たりが悪くなっていずれ枯れてしまう。だから、この時期に剪定をしなければならないという意味が戊だ」というのです。

言い換えれば、繁栄と衰退。どちらの結果にもなり得るということですね。私たちのペット業界も、このまま繁栄するのか、はたまた衰退してしまうのか、ちょうど今年がその岐路になるのかもしれません。だからこそ、今年は土(変化)を積み重ねる。ただし、ただ重ねるだけでなく、不必要なものは思い切って剪定する。変わることをただ待つのではなく、自ら恐れず行動することが必要だという暗示のように思います。

ペトハピは、「ペットと人が幸せに暮らすため」の情報を発信しています。今年は、さらに、よりよい共生社会を実現するために、問題提起・解決策を考えていきたいと思います。今年もよろしくお願いいたします。

[編集長 国久豊史]