スタパ齋藤の猫がたりVol.70

“毛むくじゃら”の猫。毎日の毛づくろいの理由に納得

[2021/10/13 6:00 am | スタパ齋藤]

猫って見れば見るほど“毛むくじゃら”ですよね。毛だらけのフサフサのモフモフ。

もちろん、猫の毛にはそれぞれ役割があります。例えば、多くの猫の体の毛はダブルコートで、表面にある硬めの上毛と、その下にある柔らかい下毛があります。上毛が衝撃や紫外線などから皮膚を守り、下毛は体温調節に必要だといわれています。1平方センチメートルあたり約600本も生えているのだとか。

顔にもたっぷりの毛が。ヒゲ類は大切なセンサーの役割をし、耳の内側の毛は超音波をキャッチするそうです。しかしまあ、体も顔もけむくじゃら。

毎日の毛繕いは、大量の毛を整えて、毛の機能性をしっかり保つためなんでしょうね。そう考えると納得するわけですが、それ以前に、この毛むくじゃら動物、見ているだけで楽しい気分になってきます。

猫は体も顔も毛むくじゃら。……あれ? 笑ってる?
近くで見ると、顔もやっぱり毛がたっぷり
手も毛だらけ
ヒゲもたくさん。口の周りのヒゲは猫にとって非常に大切なセンサーです。通れる隙間かを判断したり、障害物を事前に察知したりします
よく見るとまつ毛もあります
目の上から耳にかけての毛は薄め。耳の両側にもある臭腺を使った匂いづけ(スリスリしてフェロモンを付着させる)ためや、音を聞こえやすくするためといわれています
いつでもどこでも毛繕い。これだけ大量の毛があると、お手入れもたいへんです
[スタパ齋藤]