先日、24時を過ぎてそろそろ寝ようかとベッドに入ると、どこからか猫同士が喧嘩をする声が聞こえてきました。2匹がお互いに威嚇をするような鳴き声で、2Fから聞こえてくるような気がしたので、慌てて見に行きました。
しかし、2Fの猫たちは寝静まっていました。「では1Fの猫たちか?」と思い見に行きましたが、こちらも静かにしていました。
すると、裏庭のほうからふたたび鳴き声が聞こえてきたのです。ものすごく大きな声だったので、1Fの猫たちもそれが伝染してしまい、お互いに「シャーシャー」始めてしまったのです。
「これは困った」と思い懐中電灯で裏庭を照らすと、いつもご近所さん宅周辺を歩きまわっている野良猫2匹が縄張り争いをしていたのでした。
レッドタビー&ホワイトの男の子と、ブラックスモークの男の子。どちらも体を弓なりにして、毛を逆立てています。今にもとびかかりそうな態勢の2匹でしたが、懐中電灯の光に驚いたのか、そそくさと逃げていきました。
現役の若い男の子たちなので、縄張り争いもかなりエキサイトします。逃げて行ったので争いは終わったのかとおもいきや、少し場所を移動して始まります。
この日は一晩中、争う声が続くことに……。愛猫たちも落ち着かない様子。なぜか我が家の近くで繰り広げられます。
もしかしたら、わが家に女の子がいるのを姿やニオイで感じていて、周辺で争っているのかもしれません。「わが家の女の子は無理だから!」と猫語がわかれば伝えたいくらい賑やか。
しかし、その賑やかさはそれだけに留まりませんでした。猫たちの争う声の合間には、鹿の鳴き声が何度も響いています。猫の争う声を聞いて、仲間に危険を知らせているのかもしれませんが、こちらもかなり大きな声です。
愛犬たちも気になるらしく、声が聞こえるたびに耳を動かしています。いつもこの時間はほとんどの明かりが消え、シーンとしているのですが、この日ばかりは、超が付くほど賑やかな夜になりました。
こうなると音に敏感な私は、もう寝られません……。この日ばかりは、愛猫も愛犬も寝不足になったに違いありません。みんな夜は静かに寝ましょうよ。