桃や梨などに被害を及ぼす「果樹カメムシ類」が、今年は大量発生しているそうです。兵庫県では県内全域に注意報が出されたそうです。兵庫県病害虫防除所は朝来市、加西市、南あわじ市でカメムシの数を測定していて、フェロモンでカメムシをおびき寄せたところ、一昨年の31倍の904匹が計測されたとか。
特に体は緑で羽根の部分が茶色のチャバネアオカメムシが例年よりも多く確認され、そのほか、全体が緑色のツヤアオカメムシ、茶色のクサギカメムシも多いということです。通常「果樹カメムシ類」の発生量は隔年周期となっていて、今年は発生が多いとされる「表年」。
しかし、31倍ものカメムシの多さは、暖冬によって昨年秋に発生したカメムシがより多く越冬したことが原因のようです。また、そのカメムシたちが例年に比べて早く活動していて、これからの気温の上昇と共にさらに増加すると予想されています。
じつは最近、わが家周辺では見ることのなかったツヤアオカメムシが、洗濯物に付いていたのです。今までもカメムシはたくさんいましたが、いつもクサギカメムシでした。「あら、珍しい」と思っていたのですが、もしかしたらこれから大量に見ることになるのかもしれません。
どのカメムシであれ、窓のサッシの隙間から室内に入ってくることには変わりありません。捕まえようとすると悪臭を放つので、いつもガムテープで貼り付けて封印するか、ビニール袋で捕まえて入口を結ぶなどして処理しています。
しかし、私が見ていられない時間に猫の部屋にカメムシが侵入すると、必ず猫たちが見つけて猫パンチをくらわします。その一撃でカメムシが死ぬことは少ないので、悪臭が部屋に充満することになります。
猫の手も臭いし、部屋も臭いし、ちょっとやそっとのことではニオイが消えないのです。そうなると、あちこちに消臭剤を撒いて、念入りに掃除をするはめになります。
信楽は暖冬といえ寒いので、兵庫県に比べると越冬したカメムシは少ないと思います。しかし、今まで見たことがなかったツヤアオカメムシがいたということは、何だか嫌な予感がします。
「今からカメムシ対策を考えよう」と思う今日この頃です。