前回、カメムシの出すクサイ液体が目に入ったという話をしたばかりですが、じつは、今年はカメムシが大量発生する年だとか。カメムシは1年おきに発生数が増減する傾向があるそうですが、今年は数の多い「表年」だそうです。
さらに、記録的な早さの梅雨明けも影響して、地域によっては過去10年でもっとも数が多いそうです。カメムシの大量発生は稲や果物への被害が懸念されるため、24都道府県が既に「カメムシ注意報」を発表しています。
しかし、カメムシは洗濯物に付いたり、家のなかにまで入り込んできたりするので農家以外の人にとっても厄介な存在です。カメムシは種類がたくさんありますが、私たちがよく目にするのは「クサギカメムシ」だそうで、体長は13~20mm程度にもかかわらず、数十キロの距離を飛ぶ能力があり、住宅地でも多々見かけます。
調べてみると、カメムシは白い色を好む傾向があるため、シャツやタオルなど白色の洗濯物を干していると寄って来やすくなるそうです。驚いたのは2mm程度の隙間があれば、くぐり抜けられるのだとか。カメムシの室内への侵入を防ぐため、網戸や窓の隙間をテープで塞いだり、侵入しそうな場所にあらかじめ殺虫剤を吹きかけておくとよいそうです。カメムシが付きやすい草木を取り除いたり、カメムシが苦手なミントの苗を植えたりすることも効果的とのこと。
カメムシが大量発生ということは、猫たちの部屋にも侵入してきそうです。猫がカメムシを見つけるとみんなで追いかけまわすので、危険を察知したカメムシは必ずクサイ液体を出して抵抗します。また、あのニオイが部屋に充満するかと思うと憂鬱になります。早急に対策を練らねば……。