アイペット損保、「人気飼育犬種・猫種ランキング2022」を発表。コロナ禍で順位に変動は?

[2023/02/01 6:00 am | 編集部]

アイペット損害保険は、アイペットのペット保険に新規で加入した(2022年1月1日~12月31日の期間)ペットを対象にした「人気飼育犬種・猫種ランキング2022」を発表しました。

飼育犬種ランキングでは、2020年から3年連続で「ミックス」がトップとなりました。5位の「ミニチュア・ダックスフンド」、7位の「ミニチュア・シュナウザー」がともに順位をひとつ上げるなど、一部の犬種で順位の変動がみられるものの、1位から10位までの顔触れは2017年の調査開始以来変わらず、多くの方に愛されているようです。都心部やマンションでも飼育しやすい小型犬種が多くを占めていることも特徴的です。

昨年同様、トップ10に引き続き、11位から30位までには小型犬種が多数ランクインしました。大型犬で順位がもっとも高いのは「ゴールデン・レトリーバー」で、次点は「ラブラドール・レトリーバー」でした。両者は調査年によって順位が入れ替わることもあり、ともに大型犬で高い順位を維持しています。どちらの犬種も、盲導犬など補助犬として活躍しているイメージがあるように、とても賢く、人間と一緒に過ごすことを好む場合が多く、まさに人間とパートナーのような関係を築くことができる犬種なので、高い順位を維持しているのではないでしょうか。

中型犬で最上位だったのは「フレンチ・ブルドック」(8位)で、調査開始以来10位以内をキープしています。「フレンチ・ブルドック」ならではの愛嬌ある顔つきや仕草が魅力となっているほか、無駄吠えが少ない傾向があるという点から、人口の多い都心部やマンションに住む方にも選ばれやすいのではないでしょうか。

飼育猫種ランキングでは、「ミックス」が1位となり、2位以下を引き離し6年連続で首位となっています。猫は、ペットショップなどで迎え入れる経路のほか、保護猫を譲渡され飼育を始めるなど入手経路が多様であることなどが影響を与えている可能性があります。また、昨年より大きく順位を上げたのは「ラグドール」で、第4位となりました。一方で「ノルウェージャン・フォレスト・キャット」は第9位に下がりました。

11位~30位は、長毛種の猫種が多くランクインしました。昨年より躍進した猫種は「エキゾチック」「セルカーク・レックス」「ジェネッタ」の3種です。「エキゾチック」は丸みのある頭部と低めの小さい鼻がかわいい、穏やかで人懐っこい性格であることが多い猫種です。「セルカーク・レックス」は大きくしっかりとした体格で、巻き毛が特徴的な猫種です。しっかりとした体をもちながらも、「羊の皮をかぶったネコ」と称されるほど穏やかな性格が特徴のひとつといわれており、その個性と性格から人気が高まりつつあるのかもしれません。

「ジェネッタ」は2006年にアメリカで生まれた新しい猫種で、胴長で足が短く、どことなくミニチュア・ダックスフンドに似た風貌の猫種です(足の長い種類も存在します)。運動能力が高くアクティブな性格といわれています。まだ、新しい猫種ということもあり、これまであまり知られていなかった猫種かもしれませんが、月日が経つにつれ知名度が高まっているのかもしれません。

2022年は、新型コロナウイルス感染拡大により縮小されていた経済活動が回復に向かい、一部の企業では出社回帰といわれる現象が見られるようになり、テレワークの頻度が低下しつつあるようです。コロナ禍においてペットをお迎えした方にとっては、ペットのこれまでの生活スタイルに変化が生じやすい時期かもしれません。生活スタイルが変化するなかにおいてペットとの関係を良好に維持するためには、それぞれの品種の個性や特徴を理解することが大切です。

また、近年、犬や猫の平均寿命は延び、ペットの高齢化に伴いシニア期の介護も増えています。これからペットを飼育する際はそれぞれの品種の特徴等を考慮し、責任をもって終生飼養できるかしっかりと未来を見据え、ご家庭や生活スタイルにあったペットを迎え入れることをオススメします。

[編集部]