森永みぐのペット保険加入道 Vol.2

ペット保険の資料を一括請求してみた!

[2015/11/04 12:00 pm | 森永みぐ]

ペット保険が存在するのは、動物病院の待合室などでポスターやパンフレットを見たことがあるので「そっかー、そういうのもあるんだなー」というくらいのレベルには知っていました。とはいえ、現在は動物病院には予防接種くらいしか用事がないので、実際の病気や怪我などあまり意識することなく、言ってしまえば「他人事」のように思っていたわけです。

今回の「とらじろう、刺身の吸水紙誤食事件」で、これまでほとんど気にしていなかった病気や怪我、事故などが、いつとらじろうの身に降りかかるかが、身近なことだと考えられるようになりました。実際に痛い目を見ないとわからないことは多いですね……。

ということで、わからないことは即検索。「ペット保険」をキーワードに検索をかけると、ズラーっとたくさん出てきますね~! 人間やクルマの保険なみに、いろんな会社がヒットします。聞いたことある有名な保険会社だったり、ペットに特化した保険会社だったり、ホントにいろいろ。こ、こんなに浸透しているモノだったのか……と、いままでの自分がいかに興味なかったでは済まされないレベルであったかを思い知らされます。

さすがにひとつずつサイトで見るには多い件数なので、ここは人間の保険サイトのような一括で比較検討をしてくれるサイトを探しましょう。「ペット保険 比較」で検索すれば、いくつかヒットするので、早速そのサイトを利用してみました。

  • 種別 猫
  • 種類 雑種
  • 年齢 7歳

軽くこれだけ入力すれば、保険料や補償内容などなどが一覧で比較できて、そのほかにも特約やオプションなどの情報を見ることができました! これはラクちんです!

とはいえ、これまた人間と同じで、保険料が高ければ補償内容も充実しているし、保険料が安ければそれなりである、という当たり前なことが比較できるだけで、結局は詳しいことを知りたければ資料請求をするしかない、となるわけです。

数ある保険会社のなかから、とりあえず「保険料が高くて補償内容も手厚そう」なところと「保険料が安くて補償内容もそこそこ」のところを数社選び、あとはちょっと気になる特約やオプションのあるところもいくつか選んで、資料を請求することにしました。

資料は数日後に分厚い封筒にまとめて送られてきたので、これで一気に比較しちゃいます。カンタンなペラ紙のパンフレットの保険会社、デザインに凝ったボリュームたっぷりの保険会社などなど各社のカラーやイメージも個性的なんですねー。でも、豪華なパンフレットだからといって、中身がちゃんとしているとは限らないのが世の常です。人間でもよくある「難癖つけられて保険料出し渋り」な~んて話もないとは限りませんからね。よく読まないと!

各社の資料を読み進めるなか、ふと目に付いた部分が「年齢制限」。保険加入の対象年齢が0歳~7歳と、とらじろうにとってギリギリの年齢であるところもありました。

犬や猫なら寿命は14~15歳ということも聞いたことがあります。7歳以上であれば、すでに寿命は半分くらいなので高齢に分類されるのもわかります。医療の発達や飼い方、暮らしの向上などで、ペットの寿命は延びているとは聞きますが、それに伴って病気などのリスクも高まる年齢であることは明白です。

年齢制限のうちに入ってしまえば、その後、歳をとっても保険料が上がるくらいで加入し続けられるようなので、決めるならなるべく早めにがよさそうですが……。

とはいえ、とらじろうは雑種猫。動物病院の里親探しイベントでもらってきて、おおよその生まれた時期はわかるものの、正確な日付や証明書があるわけではありません。血統書がついている犬や猫なら、生年月日が正確に記載されているので何の問題もなさそうですが、これがたとえば拾ってきたり、どこからか保護した犬・猫の場合は、どうやって証明したらよいのでしょう!?

特にとらじろうは7歳という、保険会社にとってもギリギリな年齢である以上、正確な「7歳○カ月」という部分までわからないと、入りたくても入れない……ということもありそうです。

こういうときはパンフレットの文字にある※マークを探して、小さい小さ~い注意書きを読まないといけませんね。さて、この部分もまたまちまちで「獣医さんに見てもらって大体の年齢がわかればOK」という保険会社と、その部分について何も記載されていないのでまったくわからない保険会社と分かれてしまいました。

当たり前ですが、年齢確認について何も記載されていない保険は、いざというときに保障してもらえない可能性を考えてしまいます。血統書のあるペットであれば、きめ細かな内容で特に問題ない商品ではありますが、雑種猫には保険のハードルは高い気がします。

う~ん、これは確かに資料をよく読まないとわからない項目でした。やはり資料はよく読まなきゃですね! はたして、雑種猫でもちゃんと面倒見てもらえる保険はあるのでしょうか……!?

[森永みぐ]