森永みぐのペット保険加入道 Vol.1

わが家の中年オッサン猫・とらじろうにいったい何が!

[2015/10/21 6:00 am | 森永みぐ]

わが家の愛猫とらじろうは、いたって健康な雑種のトラ猫。室内飼いなので毎日ゴロゴロだらだらと、それはもう幸せそうな日々を過ごしてます。

病気らしい病気をすることなく、とても健康にすくすく育ってはや7歳。人間の年齢でいえば、中年期を過ぎたころでしょうか。幼いころから猫らしいすばしっこさやしなやかさがあまりなく、猫のクセに高いところに上れないとか、ベランダに落ちている死にかけたセミを捕まえるのがやっとだとか、オッサンくさい部分はあったものの、それもいよいよ板についてきた中年オッサン猫になりました。

歳をとればそれなりに狡猾さ(?)が出てくるのか、最近はちょっとしたスキに棚やゴミ箱をあさって、食べられそうなものを手当たり次第にかじるといったお行儀の悪さが目立ってきて、コチラとしても気をつけてはいるものの、いつの間にやら何かやらかすこともしばしば。

そういった部分では、いくらニブ猫とらじろうでも猫らしさを発揮できているということなのでしょうか。……などと感心している場合ではありませんッ!

先日には、それはもう見事な緑色のうんちをしてくれて「えええええっっっ???!!!」と、大パニックになりました。観葉植物をかじったとしても、ここまで鮮やかな色にはならないですぞ!? 「何かの病気だったら一大事だぁぁ!」と、よーくよーく、うんちを観察してみると、何か紙っぽいような……、繊維っぽいような……。あっ、コレお刺身のトレーに敷いてある吸水用の紙だわ……。

とらじろうにとっては、お刺身の風味が残る何かおいしそうなものだったのでしょう。しかし、これは俗にいう誤食事故です。幸いとらじろうは毎日快便な健康体で、この程度のものならばきちんと排出されたからよかったものの、一歩間違えれば病院騒ぎになるところでした。

とらじろうと一緒に暮らす前には、とらきちという猫と一緒でした。とらきちは小さいころから病弱で、猫によくある泌尿器系の持病を抱えていて、ちょっと変なものを食べさせると、とたんにおしっこが出なくなり、病院へ行くこともしょっちゅうありました。晩年は腎不全を起こして、月に2回点滴をするために病院へ通い続けることになってしまったのですが、それはとてもツラそうで、もう二度とこのような目にあって欲しくない!……と、とらじろうを飼い始めたときには「とくに食べ物関連は気をつけよう」と心に誓ったのでありました。

なので、それなりに食事の管理はきっちりしてきたつもりだったのに、気がつけばいろんなものをあさられて、食べたりなめられていたりする始末。塩分・糖分たっぷりな食品をごっそりやられてたりすると、とらきちのことを思いだして血の気がサーっと引くわけです。

病気でツラそうだったこともそうですが、お医者さんにかかるとなによりも治療費にものすごい金額がかかります。病気ではないものの、とらじろうは子猫のころに足の骨折をやらかしたこともあり、手術だ入院だと、これもまたすごい治療費がかかりました。

それだって、家族のことを思えばいくらだって支払う覚悟はあります! あるんです! でも、覚悟はあるけど、実際の懐具合を考えるとなかなかキツイ部分もあり……。人間のように健康保険でお安くすむ、というものではないので、ここ最近増えているペット保険もチラリと頭によぎります。

とらじろうも、毎日のんびり暮らしているとはいえ、7歳のオッサンです。人間でも、あちこちガタがきそうなお年ごろであります。人間だって、病気も怪我もいきなりやってくるもの。

これはちょっとペット保険の導入を考えるいい機会なのかもしれないなぁ……。ということで、実際にペットの保険について調べてみることにしました。

(続く)

[森永みぐ]