A:シャンプーにはコツがあります。
犬のシャンプーは怖がらせないことが大切です。初めての場合は少しずつ犬が慣れていくよう、やさしく洗ってあげましょう。
01)まずはブラッシングをして、もつれや抜け毛を取り除きます。
02)皮脂の分泌が激しいところは、濡らす前に脂落としを使用するといいでしょう。脂落としはメーカーにより使用方法が異なります。用法を守って使用しましょう。
03)洗面器に静かにお湯を張ります。シャワーのヘッドをお湯の中に浸けて、その状態でシャワーを出します。こうすると犬がシャワーの音に驚かずにすみます。
04)シャワーのヘッドをお湯から取り出し、音がしないようにすぐに犬の体にぴったりとつけます。犬の体をなぞるように動かして濡らしていきます。この際、顔や耳を濡らさないように気をつけましょう。
05)十分に犬の体が濡れたら、シャワーを止めてシャンプー剤をつけて洗います。台所用の網のスポンジに水を含ませ、そこにシャンプー剤をつけて洗うときれいに洗えます。1カ所につき20~30回程度こするといいでしょう。耳の後ろ、顎の下、わきの下、お尻周りは念入りに洗います。とくに尻尾(表側)の付け根から先端に向けての10センチくらいは皮脂の分泌が激しいので、念入りに洗いましょう。
06)「02」の方法でシャワーを出して、シャンプー剤が残らないように流します。手で触るとギシギシするまで完全に流しましょう。
07)リンスが必要な場合は使用方法に合わせてつけます。必要であれば「02」の方法で流します。
08)顔と耳の中を濡らしたガーゼなどで拭きます。汚れがひどい場合は歯ブラシを濡らしてこすります。
09)犬の体の水を切れるだけ切って、その後にタオルで拭きます。タオルは何枚か用意しておき、できるだけ水分を取るようにします。
10)ブラシや櫛でもつれを取ります。犬が痛がらないように注意します。
11)できるだけ犬から遠い位置で、ドライヤーのスイッチを入れます。驚かせないようゆっくりと犬の背中からドライヤーを当てていきます。ブラシや櫛で毛を伸ばしながら当てるときれいに仕上がります。根元までしっかり乾かしましょう。どうしてもドライヤーが苦手な場合は、しっかりとタオルドライして、後は犬自身のグルーミングに任せましょう。ただ、気温が低い時期には、体調を崩さないよう部屋の温度に注意をしてあげてください。