プリンターや複合機のメーカーであるブラザー工業は、名古屋市東山動植物園の80周年記念に合わせて3月18日(土)から実施してきたネコ科動物によるクリック募金「にゃん!クリックぼきん」のイベント期間終了に伴い、東山動植物園に10万7000円を寄付しました。
ブラザーの環境スペシャルサイト「Brother Earth」では、支援したい環境活動にクリックすると、ブラザー工業がユーザーに代わって寄付をする「クリック募金」のひとつです。
今回の「にゃん!クリックぼきん」は、東山動植物園ユキヒョウ舎がコラボレーションした企画です。リニューアルで上部に新たに設置されたステップへユキヒョウが登った回数を計測し、回数に応じてブラザー工業が東山動植物園へ寄付をするというものでした。期間中にユキヒョウがステップに登ったのは107回。1回あたり1000円として、総額が10万7000円に到達しました。
ブラザー工業は、地元貢献の考えから、1984年に名古屋市が日本で初めてコアラを招聘した際に東山動植物園へコアラ舎を寄贈するなど、以来継続的に支援を行ってきています。そうした関係から、今回は絶滅危惧種に指定されているユキヒョウを通じて、生物多様性や環境保全について考えるきっかけづくりができればとの思いから企画がスタートしたとのことです。
こうした取り組みにふれるにあたり、私たちも種や血統の保存を考える必要を身に染みて感じます。ちなみに、国際自然保護連合(IUCN)によるレッドリストには絶滅危惧種が約2万種がリストアップされています。日本でも環境省のレッドリストでは、ほ乳類だけでも42種、全体でも729種があげられています。