犬を初めて迎えるときは、どんなものを用意しておいたらいいですか?

[2015/10/22 7:00 am | 編集部]

Q:子犬を飼うのですがどんなグッズを用意したらよいですか?

A:まずは必需品を揃えましょう。

必需品

01: ケージ、またはサークル

犬は本能的に四方を囲まれた空間を好みます。とくに就寝時には区切られた空間だと安心して休みます。子犬が新しい環境に早く慣れるためにも、ケージやサークルがあるといいでしょう。

例えば、子犬を迎えたらまずはケージやサールの中に入れ、そこから見える景色に慣れてもらいます。初めのうちは警戒していた子犬もしばらくすると自由に動き回り、扉開けておくと自分から出てくるようになります。(子犬によっては数日かかる場合もあります)それから徐々にいろいろな部屋を探検して、行動範囲を広げていけるようにするといいでしょう。

また、先住犬がいる場合は迎えた子犬をケージやサークルの中に入れることで、お互いに慣れるまでの仕切りとして利用することができます。留守番や、来客時にも役立ちます。屋根なし、屋根ありなど、大きさも形もさまざまです。子犬のサイズと成長後のサイズ、設置する場所などを考えた上で、選ぶといいでしょう。

素材は子犬がかじる可能性もあるので、ステンレスなど硬い素材のものをお勧めします。

02: トイレとペットシーツ

トイレは子犬の大きさに合わせて選びます。大型犬などには大きなサイズのトイレもあります。成長したときの大きさを想定して購入すれば買い替ずに済みます。子犬の成長はとても早いので、使い始めは少々大きくても成長を想定したサイズの購入をオススメします。

ペットシーツはさまざまな種類があるので、まずは少量のもので試してみることをオススメします。安価なものは吸水性や消臭力に欠け、頻繁に交換する必要があります。高価なものはそれらに対応しているので、交換する頻度が低くなります。水分を含むと芳香するもの、炭が含まれていて消臭効果にすぐれたものなどもあります。いろいろ試してみるとよいでしょう。

03: フード入れと水入れ

フード入れは犬種により用意する形が変わります。鼻の長い犬種はある程度深さのあるものを選んでください。逆に鼻の短い犬種は深いものだと食べられないことがありますので、浅いお皿を用意するといいでしょう。安定感があり、底が滑りにくいものの方が食事中に動きにくく、食べやすいようです。

水入れは安定感を重視します。子犬は好奇心旺盛です。どこにでも手をかけたり乗ったり登ったりします。水入れの端に手をかけても倒れない安定性のあるものを選んでください。素材もさまざまですが、プラスチック製のものは傷がつきやすくバクテリアが発生しやすいためあまりオススメしません。ステンレスや陶器でできたものを選ぶといいでしょう。

04: ドッグフード

成長に合わせたもの、犬種別のもの、避妊去勢した犬のものなど用途に合わせたさまざまなフードが販売されています。ドライフード、ウェットフード(缶詰やパウチタイプなど)が主になりますが、子犬の場合はいずれも子犬用を用意しましょう。なかでも、「総合栄養食」と明記された栄養価が高くバランスのいいフードを選択してください。

フードが変わることで食べる量が低下したり、腸内バランスを崩して下痢をしたりすることがあります。子犬のストレスを軽減するためにも今まで食べていたフードを子犬の販売先に確認して、同じフードを用意されるとよいでしょう。

05: キャリーバッグ

キャリーバッグは子犬のお迎え時から病院などへの移動時には必ず必要になりますので用意しておきましょう。中型犬や大型犬は大きくなるので子犬のときにしか使用できませんが、用意しておくと便利です。またドライブに連れていくときなどは、小型犬から大型犬まで犬のサイズに合わせて車に設置すると役立ちます。

素材は布製、ビニール製、プラスチック製、アルミ製などさまざまなものがあります。また手持ちタイプ、肩掛けタイプ、リュックサックタイプ、カートタイプなど、形や大きさ、使用方法もさまざまです。折りたたみ式で、収納に便利なものもあります。洗えるもの、ふき取り可能な素材を選べばいつも清潔です。とくにキャリーバッグの上部が開閉する出入りしやすいものがオススメです。デザインで選ぶよりも機能性を重視すると、子犬もストレスなくキャリーバッグで過ごせるでしょう。

06: 爪切り

散歩でアスファルト等の硬いところを歩くと削れていきますが、犬の爪は思っているよりも早く伸びます。日々きちんと整えてあげる必要があります。人間用の爪切りでは犬の爪が割れてしまう場合があるので、犬用を用意しましょう。爪切りの形状にもいろいろあります。最近では電動やすりで爪を少しずつ削る安全性の高い商品もあります。手に持ってみて使いやすいものを選びましょう。

07: ブラッシング用品

毎日の毛のお手入れに使います。ブラッシングで毛の絡まりや抜け毛を取るだけでなく、血行がよくなるので健康促進にも役立ちます。ノミやダニの発見やリンパ節の腫れなども早期発見できることもあるかもしれません。日々のブラッシングには重要な意味があるのです。ブラッシング用品の種類は豊富です。スリッカーブラシ、コーム、ピンブラシ、獣毛ブラシ、ラバーブラシ、スクラッチャーなど、それぞれに特徴があります。素材は金属、ゴム、プラスチック、シリコンなどさまざまです。すべてを揃える必要はありませんので、毛の長さ、用途や目的に応じて選ぶといいでしょう。

08: ベッド

落ち着いて眠れるようにベッドを用意してあげるといいでしょう。ドーム型、平型など、形も大きさも素材もさまざまです。サイズに合ったものを選ぶことをオススメします。

あるといいもの

01: おもちゃ

犬のおもちゃは数えきれないくらいの種類があります。犬によって好みがあるので、いくつかの種類を用意してあげましょう。走ったりジャンプしたりくわえたり、運動不足解消やストレス発散に役立ちます。とくに歯が生え変わる時期にはいろいろなものをかじってしまうので、硬い素材でできたおもちゃを用意するといいでしょう。

また、おもちゃを使って飼い主と一緒に遊ぶことで絆を深めることができます。おもちゃは犬に楽しさを教えてあげられる絶好のアイテムです。

02: お散歩用リード

生後4カ月の狂犬病の予防接種を終えたころから、子犬は初めての散歩に行きます。その時になって急に首輪やリードを着けると、まったく歩かないことがあります。リードを噛んで遊んでしまったり、急に変なものをつけられたと感じて動かなくなったり、なかなか思うようにはいきません。早く慣らすためにも室内で首輪やリードを着け、歩く練習をしておくといいでしょう。

首輪のほかに、体に装着するハーネスもあります。素材もデザインもさまざまです。首に負担をかけないもの、後ずさりしても抜けにくい形のもの、歩行を補助できるものなど、犬の行動や状態を考慮したものもあります。いずれも子犬の体型などに合わせて選びましょう。

[編集部]